きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「BL小説」の記事一覧
- 2022.12.25 「たとえ業火に灼かれても」水壬楓子 (キャラ文庫)
- 2022.11.30 「林檎甘いか酸っぱいか[黄] 雪よ林檎の香のごとく」一穂ミチ (ディアプラス文庫)
- 2022.11.26 「モニュメンツメン・マーダーズ」ジョシュ・ラニョン (モノクローム・ロマンス文庫)
- 2022.11.09 「マジシャン・マーダーズ」ジョシュ・ラニヨン (モノクローム・ロマンス文庫)
- 2022.11.02 「ウィンター・キル 」ジョシュ・ラニヨン(モノクローム・ロマンス文庫)
- 2022.10.30 「もう恋なんてする気はなかった」月村奎 (ディアプラス文庫)
- 2022.10.28 「謹製ヘルブック」尾上与一 (Holly NOVELS)
- 2022.10.23 「彩雲の城」尾上与一 (Holly NOVELS)
- 2022.10.11 「ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 」尾上与一(CROSS NOVELS)
- 2022.09.30 「ツァイガルニクの恋の沼」月村 奎 (SHYノベルス)
「たとえ業火に灼かれても」水壬楓子 (キャラ文庫)
14年ぶりの幼馴染との再会は、心に封じた過去を呼び起こす。
呼応するかのように痛ましい事件が起き、不穏な気配が忍び寄る。
彼等の心の傷の深さや、14年間背負ってきたものの重さに息苦しさを感じ、
それでもなお潰えることのなかった想いと抱えた諦念にやるせなさを感じ、
迫りくる脅威にハラハラし……と、終始ドキドキしながらの一気読み。
16歳の少年が抱えて生きるにはとてつもない大きな「秘密」。
お互いの「秘密」を察しつつも、決して口にすることのない二人の関係が尊い。
悪意が介在した再会だったとしても。
それを打ち消す絆の深さが二人にはあったのだと、生きていてくれてよかったと。
切に思った。
うわー、これ、途中で止められないよね。無理だよね。
だって続きがめっちゃ気になるもん!
……というわけで、読み始めたの休みの日で良かった~~!と、心底思いました。
PR
「林檎甘いか酸っぱいか[黄] 雪よ林檎の香のごとく」一穂ミチ (ディアプラス文庫)
『ぐりとぐら』の解釈に衝撃を受ける。
なんだかとっても斬新だった。
絵本を読み返そうと思ったけど、斬新な解釈に上書きされそうで自粛。
ぐりぐらはほんわり楽しいままでいい。
総集編第三弾。
彼らの日常はどこまでいっても、好きの想いが薄まることがなくて。
ドキドキとときめきの連続。
この二人はこうやって年を重ねていくんだろうなぁ、
と確信が持てる言葉の数々が本当に印象的で胸に響く。
そして刺さる。
妹や父と母。
志緒の家族との向き合い方も好き。
彼らの旅の終わりとともに、この作品も終幕。
ふたりのやりとりに幸せをかみしめての読了。
別府もまたゆっくり巡りたいし、阿蘇もまたドライブしたい。
九州も何度行っても楽しい場所です。
というか、どこもかしこも何度行っても楽しい。(笑)
自分が行って楽しかった場所を作中の彼らが旅をしてくれると、
その風景がリアルに浮かんでより楽しくなります。
「モニュメンツメン・マーダーズ」ジョシュ・ラニョン (モノクローム・ロマンス文庫)
略奪された絵画を巡る捜査。
ジェイソンの気持ちはわからなくはないけれども。
職務上のルールは守るべき。
違反した自覚があるならば、そこに他人を巻き込んではいけない。
ルール違反をしたことを理解してくれるだろう、というのは、
サムに対する甘えでしかない。
サムの怒りは最もで、逆に、ジェイソンを失いたくなくて葛藤した彼に、
二人で育んできた愛が、たしかにそこにあるんだな、と思わせてもらったよ。
戦ってでも手に入れたいものがあるならば。
ボロボロになるまで足掻けばいい。
何もせずに諦めてしまったら、そこには後悔と未練しか残らないだろう。
だから。
二人の選んだ道に安堵する。
そして迫りくる脅威が気になって仕方がない。
狙ったわけではまったくないのですが。
明日フェルメール展を鑑賞しに行く!という絶妙なタイミングでの読了。
いろいろ豆知識をインプットされました。
「謹製ヘルブック」尾上与一 (Holly NOVELS)
彗星ペアの番外編集。
戦時下での伊魚の藤十郎への想いが切ない。
終戦後の二人の姿を追うことができるのが嬉しい一方で、
伊魚の自己否定が拭えないのがやっぱり切ない。
だけど。
藤十郎が伊魚を好きだと伝え続けてくれていることが嬉しい。
自分が身を引けば相手が幸せになれると思うのは壮大な勘違いで。
それを伊魚に知らしめる藤十郎の嘘はありだと思う。
誰かの幸せの在り様を他人が勝手に決めつけてはいけないんだよ。
好き合ってる者同士。
自分が身を引いたって、相手は幸せになれない。
だから、二人でまっすぐに幸せと向き合ってもらいたいと、切に願う。
同人誌で所持していたため、後から出た商業は積みっぱなしだったけど、ようやく読了。
個人的には同人や特典SSが一冊にまとまるのは大変ありがたい。
これで尾上さんの既刊は登録コンプ。
特典の小冊子がまさかの三上と塁で。
ローレライも再読したくなってみました。
「彩雲の城」尾上与一 (Holly NOVELS)
【再読】
その先に可能性がほんの僅かでもあるならば。
生きることを諦めてはいけないのだと。
彼らはその身で語っている。
「生きるというのは、自分の思い通りにすることだ」
自分の自由意思で明日を決める事すらままならなかった戦時下での
藤十郎の言葉。
そこに暗に含まれた意味もふまえて、胸にストンと響いてくる。
赴任してきたころは生きることを諦めたかのようだった伊魚からの寄り道の提案が、
二人の未来を切り開いたことが、ただ嬉しい。
不遇な境遇も、二人が出会うための布石。
出会えたことは唯一無二の幸せ。
結末を知っているからこそ、
初読の時とは全く違った想いを抱きながらの読了。
「待ち合わせは靖国で」
胸が締め付けられるような彼らの約束。
近くを何度も何度も通りながらも一度も訪れた事がなかった靖国神社に、
この作品を共読しているお友達と行くことができたことに感謝。
「ツァイガルニクの恋の沼」月村 奎 (SHYノベルス)
お手本みたいな両片思い。
相手の想いを客観視できなくて思い込みで突き進むと、こうなるのね、という典型。
とはいえ、そう思い込むのにはそれぞれ理由があって、まぁ、致し方ないかと。
とはいえ、気づけよ!……みたいな。(笑)
うん。
航輝はちゃんとアプローチできてたと思うんだ。
お互いに足りなかったのは言葉、かな。
そんなこんなで焦れったくも微笑ましくももどかしい二人。
どうにもならずに立ち止まっていた二人に第三者が良い感じで絡んでくれて、
関係性が前進した上に、長年にわたって秘めていた想いまで露呈し、
嬉し恥ずかしなお借り本。
収入よりもやりがい。
お金に困っても楽しい仕事。
ここは同意できなかったかな。
理想かもしれないけど、現実を考えるとそうも言ってられない。
働けなくなった時のことも考えて、いろいろ備えて生活していかないといけないからね。