きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「絵本」の記事一覧
- 2024.08.24 「くまとやまねこ」湯本香樹実(河出書房)
- 2024.08.14 「もうじきたべられるぼく」はせがわゆうじ
- 2024.05.13 「おまえうまそうだな さよならウマソウ」西宮達也
- 2023.01.10 「いちにちパンダ」
- 2022.12.25 「クリスマスの猫」ロバート・ウェストール
- 2020.04.29 「アンクル・トム物語」ストウ夫人 (こども世界名作童話)
- 2019.06.16 「動物と話せる少女リリアーネ3 イルカ救出大作戦! 」
- 2019.04.20 「動物と話せる少女リリアーネ2 トラはライオンに恋してる!」
- 2019.04.10 「コーヒーの絵本」
- 2019.03.25 「動物と話せる少女リリアーネ1 動物園は大さわぎ!」
「くまとやまねこ」湯本香樹実(河出書房)
視聴しているドラマの作中で何度も出てきたので
気になってお取り寄せ。
モノクロの挿絵が印象深い。
黒の比率やラストに向かって添えられるやさしい赤い色が
くまの心情を視覚的に表現しているような気がして。
哀しみに俯き加減だった気持ちが晴れやかになっていく。
大切な人を喪った哀しみの深さは、自分にしかわからなくて。
その人がいない痛みと向き合っていくのも自分自身。
打ちひしがれたくまにとってのやまねこの言葉は、彼が前を向く契機になる。
ただ気持ちに寄り添ってくれることが明日へ踏み出す力になる。
やまねこ、カッコいいな。
著者は湯本さんだったんですね。
既知の作家さんだったことにびっくり。
インコや桜文鳥を飼っていたことがあるので、
鳥の体温やにおい、しぐさ等々を懐かしく思い出してしまった。
可愛かったなー。
気になってお取り寄せ。
モノクロの挿絵が印象深い。
黒の比率やラストに向かって添えられるやさしい赤い色が
くまの心情を視覚的に表現しているような気がして。
哀しみに俯き加減だった気持ちが晴れやかになっていく。
大切な人を喪った哀しみの深さは、自分にしかわからなくて。
その人がいない痛みと向き合っていくのも自分自身。
打ちひしがれたくまにとってのやまねこの言葉は、彼が前を向く契機になる。
ただ気持ちに寄り添ってくれることが明日へ踏み出す力になる。
やまねこ、カッコいいな。
著者は湯本さんだったんですね。
既知の作家さんだったことにびっくり。
インコや桜文鳥を飼っていたことがあるので、
鳥の体温やにおい、しぐさ等々を懐かしく思い出してしまった。
可愛かったなー。
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「もうじきたべられるぼく」はせがわゆうじ
「これすごいかわいそうなんだよ!」と書店で姪っ子ちゃんに小声で音読されて……泣く大人がひとり。
「え?泣いちゃった!ごめん!!」と姪っ子ちゃん大慌て。
いや、泣くって。
こんなん読まされたら泣くって。
そして次に放った大人な私のひとこと。
「でも私今日の夜牛タン食べる~~」
そこはもう、命の連鎖。
牛さんたちと育てた方々のご苦労に感謝しつつ、美味しくいただきます。
それでも、思い出しただけでも泣けてしまう……
このタイトルと絵のかわいらしさのアンバランスさに
余計に抉られるんだろうなぁ。
姪っ子ちゃんはまだ本を読んで泣いた経験がないらしく。
「え?本読んで泣くんだね」と言われたけど、泣くんです。
読んで初めて泣いた本。初めて泣いたアニメ。初めて泣いた漫画。初めて泣いた映画。
全部しっかり覚えています。
読んで初めて泣いた本はルブランの『奇巌城』。
小学生だった私はホームズが大嫌いになってホームズのシリーズが読めなくなったという副反応あり。(笑)
肩入れしまくったアルセーヌ・ルパンは子どもの頃色々読んだけど、
ホームズは大人になってからしっかり楽しませてもらいました。
「え?泣いちゃった!ごめん!!」と姪っ子ちゃん大慌て。
いや、泣くって。
こんなん読まされたら泣くって。
そして次に放った大人な私のひとこと。
「でも私今日の夜牛タン食べる~~」
そこはもう、命の連鎖。
牛さんたちと育てた方々のご苦労に感謝しつつ、美味しくいただきます。
それでも、思い出しただけでも泣けてしまう……
このタイトルと絵のかわいらしさのアンバランスさに
余計に抉られるんだろうなぁ。
姪っ子ちゃんはまだ本を読んで泣いた経験がないらしく。
「え?本読んで泣くんだね」と言われたけど、泣くんです。
読んで初めて泣いた本。初めて泣いたアニメ。初めて泣いた漫画。初めて泣いた映画。
全部しっかり覚えています。
読んで初めて泣いた本はルブランの『奇巌城』。
小学生だった私はホームズが大嫌いになってホームズのシリーズが読めなくなったという副反応あり。(笑)
肩入れしまくったアルセーヌ・ルパンは子どもの頃色々読んだけど、
ホームズは大人になってからしっかり楽しませてもらいました。
「おまえうまそうだな さよならウマソウ」西宮達也
20年ぶりの新刊。そしてシリーズ最終巻。
20年ぶりに再会したティラノサウルスとアンキロサウルスの物語。
読んで思い出したけど、私、このシリーズ読むたびに泣いてたんだわ。
そして手にしたこの本でもやっぱり涙……。
「おじいちゃん」の呼称に込められた愛情がちゃんと伝わってくる。
そして20年前に伝えたことがきちんと継承されていたことが嬉しい。
キランタイサウルスが出てきたのも20年前からの因縁だね。
時間の流れは時に残酷だけれども。
共に過ごした時間の中で芽生えたものは、時の流れの分だけ生き続ける。
素敵な作品をありがとう。
新刊が出ていたのを知らなかったわけですが。
この本がテレビで紹介されていたのを見ていた
母が「あなた、ウマソウっていう恐竜が出てくる本知ってる?」
と聞いてくれたことで、私はめでたくこの本に出会えました。
「知ってる!ってか持ってるよ。読む?」の前のめりな三段攻撃。(笑)
母、ありがとう。
20年ぶりに再会したティラノサウルスとアンキロサウルスの物語。
読んで思い出したけど、私、このシリーズ読むたびに泣いてたんだわ。
そして手にしたこの本でもやっぱり涙……。
「おじいちゃん」の呼称に込められた愛情がちゃんと伝わってくる。
そして20年前に伝えたことがきちんと継承されていたことが嬉しい。
キランタイサウルスが出てきたのも20年前からの因縁だね。
時間の流れは時に残酷だけれども。
共に過ごした時間の中で芽生えたものは、時の流れの分だけ生き続ける。
素敵な作品をありがとう。
新刊が出ていたのを知らなかったわけですが。
この本がテレビで紹介されていたのを見ていた
母が「あなた、ウマソウっていう恐竜が出てくる本知ってる?」
と聞いてくれたことで、私はめでたくこの本に出会えました。
「知ってる!ってか持ってるよ。読む?」の前のめりな三段攻撃。(笑)
母、ありがとう。
「アンクル・トム物語」ストウ夫人 (こども世界名作童話)
自分で戦って乗り越える道筋がつけられる希望がある苦境なら。
まだ歯を食いしばって立ち向かえる。
だけど。
「奴隷」という立場で人の手から手に委ねられる自分の運命を
抗う術もないまま、ただ受け入れるしかなかったとしたら。
絶望の淵に沈んでしまう。
それでも、生きていくための心の拠り所になるのが、
心を通わせることのできる身近な家族であり、宗教……なのかな。
「人と人」
本来はそうであるべきなのに「人と物」という関係になってしまっているのが辛い。
けど、それが奴隷制度。
廃止するべく戦った南北戦争。
「自由」という言葉の意味を、今一度考える。
一般小説での入手がどうにも困難だったので、児童書で。
以前に読んだのって多分義務教育時代。
今改めて読んでも泣ける。
「南北戦争」というワードは『風と共に去りぬ』と直結する。
のに、積んでない残念さ。
いつか必ず読むよ☆
【ガーディアン必読 94/1000】
「動物と話せる少女リリアーネ3 イルカ救出大作戦! 」
リリたち家族はいつもの日常から離れ、イザヤも一緒に北海へとヴァカンスに。
イルカたちとの微笑ましい交流。
環境問題へのアプローチ。
家族の中で唯一、動物と話ができるというリリの能力に対して否定的な母親との歩み寄り。
等々、読みどころは色々あるけれども、
一番は広大な海でイルカと一緒に泳ぐ描写のワクワク感!
これに尽きるわ。
任務(?)に忠実なカモメも可愛かった。
ワーカーホリック気味だったママ。
視野もガチガチに固まっていたような感じだけど、
思考は柔軟な方が良い企画が浮かんでくると思うんだ。
みんなと一緒に海に入れて良かったね。
程よい息抜きと適度な柔軟性。
これは忘れずにいたいな。
スロープが作れるスーパーおばあちゃん、すごいよ!
手先の細やかさって憧れるわ。←私、超絶雑。
「動物と話せる少女リリアーネ2 トラはライオンに恋してる!」
ギュギュっと詰まった事件とロマンスと冒険の濃密さが半端ない。
最後までドキドキワクワクしっぱなし。
ロマンスの主役は表紙の二頭。
この表紙、とても好き。
好き合っていながらも、離れ離れにされそうなこの二頭を
一緒に留めておくためにはどうすればいいのか?
動物園で働き始めたリリや親友のイザヤ、飼育員のフィンだけに留まらず、
飼い犬ボンサイと飼い猫シュミットまで巻き込んでの騒動に。
結局は二頭の為に案じた策が二人のピンチを救うことに。
ゾウの親子、カワウソの夫婦、動物園の庭師の親子等、
他にも見所が盛りだくさんの一冊。
言葉の通じていないボンサイとシュミットのコミカルなやりとりがとても楽しい。
エラー姉妹の子どもの悪戯レベルじゃない嫌がらせにびっくりだわ。
この二人、これでちゃんと反省できるのかしら?……と思ってたら、あとがきでなんか不穏なこと書いてある~!
ライオンとトラの子どもの「ライガー」
そんなにたくさんいるのかな?と、調べてみたらちょっとやるせなくなってみました。
種の保存を遺伝子が訴えてるのかな?
「コーヒーの絵本」
肩肘の張っていない、まったりとしたゆるさがとても好印象なコーヒーの指南書入門編。
……と言いつつ、美味しいコーヒーをいれる目的なら、
これ一冊で十分じゃない?と思えてしまう網羅具合。
気楽に美味しいコーヒーがいれられるんだなぁ、と、こちらの肩の力も抜けます。
味は豆の種類ではなく、豆の挽き方、お湯の温度、落とし方等によって左右される。
つまり、すべてが自分の手腕如何かと思えば、なんだか楽しくなってくる。
基本的にはホットのブラック一辺倒ではありますが、
カフェオレやアイスコーヒーにもチャレンジしたい気持ちがムクムク湧いての読了。
我が家でコーヒーをいれる際に使っている道具は必要な物を網羅していました。
とりあえずペーパードリップで自分でいれたい派ではありますが、
最近手動のミルで豆を挽くのがめんどくさくなってきたので、
電動ミルを購入しようかと。
あったくなったら手で挽く気にもなるかな?←どうだろう?(笑)
「動物と話せる少女リリアーネ1 動物園は大さわぎ!」
動物と話ができ、植物に花を咲かせることのできるリリアーネ。
そのことが原因で数度の転校を繰り返し、
引っ越した先で出会った隣家のイザヤ。
彼もまた、秘密を抱えていた。
突出した能力を持った子供が弾かれるのは何処の国でも同じなのね、と
世知辛く思いつつ読み始める。
偶発的に秘密を暴露しあうことになった二人。
秘密に対して前向きに向き合い、
周囲の人との関係を変えていこうとする努力にまで持っていけたのは、
一人じゃなかったからだろうなぁ。
友だちって偉大だ。
そしてリリと動物たちの交流が微笑ましくて可愛い!
私もクマに救助されたい。←違う。
姪っ子ちゃんが遊びにくるので用意してみた本。
先日動物園の飼育体験をしてきたみたいで、タイミング良かったわ。
気に入ってくれるといいなー。