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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「蜜毒の罠~薔薇の王と危険な恋人~」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)



生まれながらに背負った運命に翻弄される理玖と馨。
重い枷を嵌められたままの理玖が馨の傍で過ごしてきた9年という年月は、
とてつもなく重い。
感情と使命との間で板挟みになり、
離れなければ、と思う気持ちと、好きだから離れたくない、という気持ちの狭間で
葛藤した末の、馨を殺したくがない故の理玖の決断。
あまりにも冷静で徹底した対処に胸が締め付けられた。
馨の中で「都合の良い存在」から「恋しい人」へと変わっていく
理玖に対する気持ちの変化がとても丁寧に描かれていて、彼の成長ぶりがとても好ましい。
紲と馨の距離感も良かった。

徹底的に作り込まれた設定は本当にうまいと思う。
シリーズ通して楽しませていただきました!
踊らされていることは百も承知でいまからラブコレいきます(笑)

内容(「BOOK」データベースより)

ごく普通の大学生・鷹上理玖は、幼なじみである雛木馨の重大な秘密を知っている。それと同時に、自分が持っている危険な秘密も隠していた。目的のため、小学生時代から親友を装い、警戒心と勘の鋭い馨をうまく騙せている、はずだった…。しかし、ある些細なことが原因で、10年以上隠し通してきた理玖の秘密が、すべて馨にバレてしまう。姿を消す理玖と、それを追う馨…。生まれ持った運命に逆らうことを決意した、ふたりが出した答えとは―。

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「慈愛の翼~紫眼の豹と漆黒の翼~」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)



やさしくて、穏やかで、包み込むような情愛。
蒼真の想いはどこまでもあたたかい。
その愛を受けるユーリは、健気で一途だけれども、凛とした気概と誇りを持っている。
彼の蒼真への愛も、どこまでも揺るぎない。
堕天したことへの負い目を持たず、蒼真への想いを誇らしく貫いた彼と、
番として幸せな生涯を送ってくれることを願います。
一族を粛清された現実を受けても尚、笑っていろ、とユーリに言った馨。
彼のしたことは、魔族を統べる者としては間違ってはいない。
馨と蒼真、そして紲とルイ。
深い絆で結ばれた彼らの姿を垣間見れたことは嬉しかった。



内容(「BOOK」データベースより)

『天使を見つけたら即、城へ献上せよ』。美しい幻の種族として伝えられるバーディアンの生き残り・ユーリは、森の湖で貴族悪魔の豹・蒼真と出くわす。狩る者と狩られる者、絶対絶命の状況でユーリはケガを負ってしまうが、そんなユーリを蒼真は狩らずに助ける。「天使を食う趣味はないんでね」。悪魔の掟に背き、傷が癒える間だけ、誰にも秘密で山小屋にかくまわれたユーリだが、ときおり現れる蒼真の『狩人』の瞳に追い詰められ―。深い森の中、出会ってはいけない者同士が惹かれ合い、そこから禁断の運命が動き出す。

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「黄昏の岸 暁の天」小野不由美(新潮文庫)



「天は何故民を助けてくれないのか?」と叫んだ李斎。
「人は自らを救うしかない」と静かに語った陽子。
そして「天をあてにしてどうする?」と言った泰麒の言葉に、
王と麒麟、そして民の決定的な違いを見た気がした。
運命とは自らの手で切り開くもの。
他者に依存し、祈り縋るだけでは何事も動かすことはできない。
厳しいことを突きつけられるけれども、真理だと思う。
安住の地を飛び立った泰麒と李斎の苦難の道の先に光明があることを願います。
各国の重鎮会議の様相を呈していた本巻。
天敵とみなす氾王と延王のとぼけた掛け合いが個人的に楽しかった。

子どもは大人の言葉をきちんと聞いている。
だから、わからないだろう、と、侮ってはいけないし、
都合のいいことだけを伝えてごまかして、真実から遠ざけてはいけない。
泰麒を麒麟として、国の台輔としてみなすのであれば、
宮中の大人たちは真実を知らせなければいけなかったのだと思う。

内容(「BOOK」データベースより)

驍宗が玉座に就いて半年、戴国は疾風の勢いで再興に向かう。しかし反乱鎮圧に赴いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒も忽然と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭して慶国を訪れ、援助を求める。戴国を救いたい―景王陽子の願いに諸国の麒麟たちが集う。はたして泰麒の行方は。

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「咲き誇る薔薇の宿命」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)



シリーズ最終巻はドキドキしっぱなしで頁を捲る怒涛の展開。
女王の引き際がいっそお見事。
孤独に身を置きながらも、種族を統治し続けた彼女は、
その掟に殉じた最期まで彼らの女王だった。
自らの手で戦いにケリを付けようとしたルイも凛としてたし、
ルイを信じて戦いの場に送り出した紲の態度も潔よかった。
家族を守るために戦った馨。
彼らを見守り続けた蒼真。
ノアも含めたラストの雰囲気もイラストもたまらなく好き。
長い年月の果てに、想いのままに愛を囁きあえる環境に身を置くことができたルイと紲。
お幸せに☆
麗しい世界を堪能させていただきました。

内容(「BOOK」データベースより)

赤い瞳、年を取らない身体―。半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の愛を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる―はずだった。しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!!無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?

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「焦れ舞う薔薇の宿命」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)



ルイの一途さと不器用さ。紲に対する深い想い。
狂おしいほどに愛している。
溢れ出る想いから踏み出す一歩を誤ってしまったことが、
こんなにも残酷な事態を引き起こしてしまうとは……
嘘っ、と、途中で思わず叫んでしまいました。
そして紲もまた、自身の身体に起こった異変に衝撃を受け、運命に翻弄される。
それでも、蒼真や彼の周囲にいる人たちが心強い存在であってよかった。
それにしても女王……えげつないわぁ。
だからこそ、この世界の頂点に君臨してきた怪物なんだろうけど。
意味深な引きに、続きが気になりすぎてたまらなくて、
緻密に作り上げられた世界観と設定には唸るしかありません。

豹は豹柄のものを好み、虎は虎柄。
獣人貴族の嗜好にちょっと笑ってしまいました。可愛い(笑)


内容(「BOOK」データベースより)

赤い瞳、年を取らない身体―。半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の関係を貫くため、支配者である女王に背き、逃亡を続けている。しかし紲は、女王から送り込まれて来るかつての仲間たちと戦い、傷つけ合うルイの姿を次第に見たくないと思うようになっていた。「罪もない他者を傷つけるくらいなら、このままふたりで消えてしまったほうがいいのかもしれない―」。そんな紲の葛藤を見透かしたように、女王は紲の親友、蒼真を差し向けてきて…。残酷な選択を前に、一途な愛は引き裂かされるのか。

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「華胥の幽夢」小野不由美(新潮文庫)



それぞれの国の在り様、そして王の在り様が描かれた短編集。
重責から逃れることなく、言い訳を断ち切り、それが、前王を討った自らの責任であると。
苦悩し、葛藤した末に、施政者であることを決意するまでの月渓の在り様がたまらなく好き。
一方、砥尚の孤独には息が詰まりそうになった。
現実から目を背け、華胥華朶に夢を見た彼らの危うさが痛々しい。
理想を掲げる事、誰かを責める事はたやすい。
ならば、理想を具現化するためにどうすればよいのか、
或は責めた誰かに成り変わって何ができるのか。
問われて答えられることのできるものは、果たして如何ほどか。
答えられないものは同罪だということに、誰もが気づかなかった。
結局は道を誤ったけれども、砥尚は最期まで王だった。
泰麒、楽俊、延王と利広。
彼らの物語には気持ちがほっとしました。

内容(「BOOK」データベースより)

王は夢を叶えてくれるはず。だが。才国の宝重である華胥華朶を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし采麟は病に伏した。麒麟が斃れることは国の終焉を意味するが、才国の命運は―「華胥」。雪深い戴国の王・驍宗が、泰麒を旅立たせ、見せた世界は―「冬栄」。そして、景王陽子が楽俊への手紙に認めた希いとは―「書簡」ほか、王の理想を描く全5編。「十二国記」完全版・Episode 7。

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「乱れ咲く薔薇の宿命」犬飼のの



その頑なさに焦れながらも、彼らの迸る思いに結局はのめり込んで頁を捲ってしまう。
「理性的でおさえきれないほどの、おまえの本気が見たい!」
結局はそういうことなんだろうなぁ。
際限のない飢え。満たされることのない想い。狂おしいほどの恋情。
どこまでも欲しい。それが己のエゴでも、たったひとり、おまえだけ。
剥き出しの想いをぶつけ合う恋は種の禁忌に振れ、命がけの逃避行へ……
65年もの間紲を想いつづけたルイの一途さには切なくなる。
そして蒼真の相変わらずの癒し。
豹柄のバスローブに身を包む豹貴族……素敵☆
続き……読まねば!



内容(「BOOK」データベースより)

赤い瞳、年を取らない身体―。半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲と、「貴族」のルイは、気の遠くなるような歳月を経て、ようやく恋を実らせ、永遠の愛を手に入れたかのように思えた。しかしそれは、ふたりにとって壮絶な運命の始まりだった。身分の違うふたりを引き裂こうと、様々な妖しい魔の手が紲を狙い、紲を守ろうとするルイと激しい死闘を繰り返す。譲れない愛情は、ふたりを次第に追いつめてゆき…。狂おしいほどに純粋な禁断の恋物語。

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「丕諸の鳥」小野不由美(新潮文庫)



国の礎を担うのは民である、ということを改めて痛感させられた4編。
王が不在でも、国が荒廃しても、そこで生活を営まなければいけない民がいる。
そんな彼らが国を案じ、己にできることを必死でやり遂げようとする様に、胸を打たれる。
「丕諸の鳥」情景描写が溜息が零れるほど見事だった。
未来を諦めないでほしい。ここに人々の心の叫びを汲み取れる王がいるのだから。
「落照の獄」読後の苦い思いを形容する言葉がみつからない。
「青条の蘭」災害を食い止めようと王宮を目指してひたすらに走り続けた標仲。
動けなくなった彼の代わりに人々の手から手へと青条が託されていく様には涙が滲んだ。
苦悩や絶望の中にあっても、希望の光が決して潰えてはいないことを示してくれた物語だった。


内容(「BOOK」データベースより)

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか―表題作ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。

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「砕け散る薔薇の宿命」犬飼のの(ラヴァーズ文庫)



こんなにも恋焦がれているのに、狂おしいほどの想いは伝わらない。
手に入らないくらいならばいっそ殺してしまおうか、と
思い詰める誇り高き吸血鬼貴族、ルイ。
この身が彼の血肉となるならば、と、抗わずに瞳を閉じようとした下級淫魔、紲。
長い年月を過ごしてきた人ならざる者たちの、
あまりにも不器用で一途な、命がけの恋。
彼らの心情がキリキリとした痛みを伴って突き刺さってくる。
作りこまれた世界観がとても綺麗で、ロマンチック。
リミッターなんて最初からなくて、
両極に揺れ動く二人のバランサーであった獣人貴族、蒼真に癒されました。
続編一気買いしたので読むの楽しみ♪

内容(「BOOK」データベースより)

赤い瞳、年をとらない身体―。誰にも言えない秘密を抱えて生きてきた、調香師の香具山紲は、都会を避け、軽井沢の別荘地でひっそりと暮らしていた。しかしそこへ、過去に最悪の別れ方をした元恋人のルイが姿を見せ驚愕する。「次に私の前に現れれば殺す」。別れ際、酷い言葉を残したルイは、今も紲も憎んでいるはずだった。あれから百年近く経った今になってルイが現れたのは、裏切りにも似た過去の紲の決断を裁くためなのか、それとも…。人間よりも麗しく、獣よりも狂おしい、人ならざる者たちの気高い愛の物語。

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「あひるの空 39」日向武史(マガジンコミックス)



一ページ一ページ捲るたびに心が震えて泣きそうになる。
等身大の彼らが、そこでキラキラと輝いているから。
文字通り「青春」と呼ぶにふさわしい時間を懸命に過ごしている彼らがいるから。
大事なのは結果でも結末でもなく、そこに至る過程。
そうやって琴線に触れる物語は文句なしに素晴らしいと思います。
描き切ってほしい。最後まで。切実に願います。
千秋とトキワが未来の話をする場面が好き。
手を組んだ二人には是非ともチバさんと戦ってほしいな。
百春と円の関係も好き。
県大会はこれから。試合はまだ続きます。
大好きな物語のこれからを楽しみに待ちます。


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