忍者ブログ

きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   
カテゴリー「ラノベ」の記事一覧

「都会のトム&ソーヤ(1) 」はやみねかおる



窮地に陥った時の内人の危機回避能力と言うか
そんな知恵を持っていて、且つ、それを実行するための道具を持ってるって
すごいわー。
いや、すごいのはその知恵を授けたおばあちゃんかしら?
そして内人を諸々の事象に巻き込んだ創也の見識の広さと
リサイクル力もすごい。
廃棄物拾ってきて自力で修理する中学生……。
どっちもスペック高すぎてリアリティは感じられないけど、
楽しく読めるので無問題。
一巻通して物語の序章的な位置づけかな?
お坊ちゃまである創也の御守り役から転職したいと言いつつ、
しっかり子どもたちに付き合ってる卓人が愉快。


姪っ子ちゃんにプレゼントする前に試し読み。
ものすごく本を読む子なんだけど、ラノベ的なモノしか読まない……
というのが妹の悩み。
「みやこちゃんから文学的なもの勧めて…」とは言われたけど、
課題じゃないんだから、読みたくないものは読む必要ないと思うのよね。
文庫が読める年になったら私の本いくらでも貸すよーと思ってるけど、
私の蔵書もジャンル極端なんだったわ(笑)


拍手

PR

「ヴァムピール・アリトス 丘の上の愚者」榎田尤利 (角川ビーンズ文庫)



ラノベ感覚でサラッと読める話かと思ったら、
会話は軽妙なれども扱ってるテーマは重くて真摯。
「作り上げた自分」を演じる優人の高校生活に、
突如乱入してきた吸血鬼、アリトス。
ファンタジックな存在だけれども、
突き付けてくるものは胸に刺さる現実問題。
人は、生まれてきたからには必ず死ぬ。
北方の生死感も一貫してるけど、
榎田さんの生死感も一貫してる。
息苦しい日常の中で生きていくことの大変さを思う一方で、
自分と肩を並べてくれる友だちの存在の心強さを実感する。
そしておばあさまの優しさと懐の広さがじわっと染みる。


私の中での永遠のダンピールはD。
途中で読むのをやめてしまったシリーズではあるけど、
ダンピールと言えば『ヴァンパイアハンターD』。
手元にある分だけでも読み返したくなるわ。



拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅲ」 香月美夜



最初から最後まで暗雲立ち込める物語展開。
スカッと笑える晴れ空が恋しい。
思考の誘導って恐ろしいね。
言葉で巧みに相手の意図する方に誘われるのも怖いし、
最初に間違った方向に踏み出したら自発的にズルズル変な方向に行っちゃうのも怖い。
ヴィルフリート大丈夫かしら?
ちっとも大丈夫じゃなさそー。
本人にその気がまったくないにもかかわらず、権力を欲してると思われるのは大迷惑。
自分の趣味に没頭したい人は、いくら才があっても自ら率先してそんなもの望まないのよ。
価値観が違うとまったく分かり合えない悲劇。
そんな輩に人生引っ掻き回されるのは癪に障るので、彼らには戦ってほしい。



あと二冊読んだら既刊読破。
そこからは新刊の発売待ちで、完結巻は遠い……
わー、このモヤモヤ展開で待たされるのは精神衛生上よろしくないので、
読むのはここでストップ。
完結後一気読みにシフトチェンジします。
読めるのいつかしら?でも楽しみ待つよ。

拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅱ」 香月美夜



どんなに欲しいと思っても、当人の意思など関係なく、
特段努力するわけでもなく、力づくで奪おうという思考回路に
ちっとも共感できない。
そして、あっちもこっちも欲しがってるけど、
私は別にローゼマインが欲しくないので
まったく感情移入することのないまま頁をめくる。
それでもぐいぐい読ませる物語展開ってすごいと思う。
ハンネローレに芽生えた淡い想い。
戦う力があったのに戦わなかった彼女と、
そんな彼女を純粋に案じたヴィルフリート。
なんだかとっても微笑ましい。
今回の騒ぎの黒幕は誰なのか?
とっても気になる。

個人的なクライマックスは次回予告。
やっぱり貴方がいないと物足りません!
そして毎回思うけど、ペーパーは本編にぶっこんであってもおかしくないくらいの
情報量と読み応え。

拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身I」 香月美夜



第五部突入。
プロローグ自体が不穏で、え~、重い展開やだ!と思った時点で、
疲れてるなー、私、と思ってみました。
チラチラ見え隠れする悪意と腹黒さがヤな感じ。
馬鹿笑いできていた頃が懐かしい……。
ローゼマインに色々な知識を叩き込んだフェルディナンドの先見の明が素晴らしいと
つくづく思う。
それは彼女自身を守る楯になっている。
祈りと加護の因果関係には納得。
エピローグもまた、めんどくさい展開になりそうな気配ムンムンで
わ~~、貴族院やだー!ってなりました。
わくわくしながら読んだペーパーも腹黒さ全開で慄く。
とはいえ、先がとっても気になるで次巻へ。


第五部になり、馴染んだ面子いなくなって物足りなーい!
と、節目節目で言ってるな、私(笑)
ストーリーは好きで楽しく読んでいるけど、
ローゼマインに思い入れがないので、こういう事態になります。
膨大な数の本を読んできたけど、主人公に肩入れできないのは私的にデフォ。
にもかかわらず、主人公にしか肩入れできない友だちと、本の貸し借りを学生時代からし続けている不思議(笑)
この作品良かったね!では盛り上がれるけど、誰が好き!では全く一致しないの。


拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~「短編集Ⅰ」香月美夜




本編がどーんとそびえる幹なら、
その本編に纏わるSSや短編は枝葉。
これだけ立派な枝葉がわさわさと育っている物語は当然面白い。
特に贔屓キャラではなくても、様々な人物視点で描かれる物語がとても楽しいのは
著者自身がとても楽しく書いているからなんだろうね。
かつてのエピソードを懐かしく思い出したり、
薄らぼんやりしか覚えていないから再読したくなったり、
好き場面だったからもう一回読みたい!と思ったり。
あとは、別視点だから、あ、そうだったんだ!という新しい発見や補填ができたのも良かった。
大満足で読了。楽しかった。


この人の小説私好み!って思いながら読んでたんだけど。
まぁ、私が書いた物語だから当たり前か。
そう言っていた友だちを思い出しました。
書き手が楽しく書いているのが伝わる作品は、読み手もとても楽しい、の典型。
そもそも、本を作っていた時の動機は「こんな話が読みたい!」だったのよね。(笑)

拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅸ」香月美夜



わかってはいたけど、何この喪失感!
と、ずどーんと落ちる本編読了後。
貴方の存在はとてつもなく大きかった。
そして、その後の短編を読んで速攻で第五部に飛びつきたい気持ちが沸々と。
第四部完!で一区切りつけるつもりだったのに、
気持ち的にまったく区切れてないって、どういうことよ!?
……と、振り回されております。
カミルの頼もしい成長が嬉しいね。
親と道を違えるという道を選択した子供たちの未来に幸あれ。
距離感が縮まったフェルディナンドとローゼマインの雰囲気が良い。
そんな二人が再び向き合える日が早く訪れますように。

これで手元の残りの本は『短編集』のみ。
第五部がそろっていれば一気に手を付けたいところだけど、
第五部完結までにはまだしばらくかかるのね~。
気になるから出てるとこまで読んじゃおうかなぁ。
続きはWEBで一気に読めることはわかっていても、紙で読みたい派なのでそこは我慢。
このシリーズを読んでるリア友を続々発見(?)してとても嬉しい。
リアルに会って語れる日を心待ちにしてるわ。


拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅷ」香月美夜



様々な思惑の透けて見える政略結婚を祝えと言われても、
その結婚相手に好意を持てと言われても
とてもとても難しい。
むしろエックハルトのようにそんな輩は抹殺してしまえ!という思考の方が理解できる。
そしてその思惑にややこしさを醸し出したダンケルフェルガーの脳筋集団!
勘違い甚だしい思い込みを、鬼軍曹並みの特訓で粉砕してあげたくなりました。
関連性は全くないけどBGMはユニコーンの「大迷惑」で。
皆の心配と労りがフェルディナンドに届くといい。
だから一人で頑張らないで。
魔法のインクがここでお役立ち!
おお!となりました。

お魚の思いっきり特殊な解体方法がとてもとても楽しかった。
鱗を毟るって!毟るって!
個人的に魚の鱗取りは好きな作業です♪
感触的に伝わってくるガリガリ削れてくる感じが良い。


拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅶ」香月美夜



不穏な気配はローゼマインの周囲だけに留まらず、
フェルディナンドにまで類が及びそう。
うーん。
これまで苦労してきた彼には平穏でいてもらいたいけど一波乱あるのは必須っぽい。
勝負事で評判通りの「魔王」っぷりを発揮した彼の戦い方には握手喝采。
腹黒万歳!
そう。
ガチンコ勝負は手段はどうであれ、勝てばいいのです。
脳筋集団みたいなダンケルフェルガーの面々の挙動はなんだか可愛かった。
体育会系ノリ、楽しそうだなぁ。
そして、コルネリウスがびっくりするほどカッコいいんですけどー!
スパダリ、ここにいたわ。
色々気になるのでさっさと次巻へ。

他領の子たちがエーレンフェストの主要人物たちに傾倒しつつあるのは
今後プラスに働くのかな?
陰でこそこそ暗躍している輩はとっとと痛い目みるといいと思う。
個人的にどんなお魚料理ができあがるのか、とてもとても気になる。

拍手

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅵ」香月美夜



興奮して倒れるローゼマインと、後始末に奔走する面々はもはやデフォ。
ヴィルフリートなんて、そのたびに自分の黒歴史を語らなければいけないとは……不憫。
そして、誰視点かによってバラバラな報告書が秀逸。
こうなると、物事をより正確伝達するためには、報告者が複数人必要だよね。
終盤は爆笑しながら読了。
魔獣退治のシーンも臨場感があって読み応えあり!
とてもとても楽しかった。
とはいえ、不穏な気配がムンムン。
それは次巻以降で噴出するのかな?
大人の都合や政治的な事情で
頑張って日々を送っている子どもたちに変な負荷かけないでほしいなー。

この巻では間違えようがないけど、
前巻を読むまでローデリヒがずっと女子だと思っていたことは内緒です。
びっくりしたよ。
異国の名前、わかりづらい。←多分そういう問題ではない。
清少納言が女子だと気づくまでに時間が必要だった人、
私以外にも絶対にいるはずだと思っています!←断言(笑)

拍手

  

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
2 3
7 8 9 10 11
14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新CM

プロフィール

HN:
みやこ
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R

Copyright ©  -- きままに読書★ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]