きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「小説」の記事一覧
- 2024.11.09 「闇滴りし」かわい有美子 パレット文庫
- 2024.11.04 「起爆都市 県警外事課 クルス機関」柏木伸介
- 2024.11.04 「県警外事課 クルス機関」柏木伸介
- 2024.10.30 「たのしい川べ」(岩波少年文庫)
- 2024.10.25 「彩雲国秘抄 骸骨を乞う 下」雪乃紗衣
- 2024.10.22 「彩雲国秘抄 骸骨を乞う 上」雪乃紗衣
- 2024.10.20 「彩雲国物語 十七、紫闇の玉座 下」雪乃紗衣 (角川文庫)
- 2024.10.18 「彩雲国物語 十七、紫闇の玉座 上」雪乃紗衣 (角川文庫)
- 2024.10.14 「彩雲国物語 十六、蒼き迷宮の巫女」雪乃紗衣 (角川文庫)
- 2024.10.12 「彩雲国物語 十五、暗き黄昏の宮」雪乃紗衣 (角川文庫)
「県警外事課 クルス機関」柏木伸介
「情報を制する者は世界を制す」
どこで見かけた言葉だったか。
著者デビュー作。
後の『剣崎恭弥シリーズ』に比べれば荒いところはあるけど、面白かった。
彼らのように国家レベルの情報戦を私がすることはないけれども。
時事ネタをちゃんと知っておくこと。
正しい情報をインプットすること。
フェイクに踊らされないこと。
必要最低限、大事だなーと改めて思う。
「誰も信用するな」
その言葉通り、後半は怒涛の展開。
一つ歯車が狂えば、連鎖的におかしくなっていくのはあるある。
そして予測できた裏切りと想定外の事態。
前のめりで読了。
最後の最後、続編が手元になかったら、はぁ!?そこで終わる!!?と叫んでたと思う。
シリーズ揃えておいてよかった。
どこで見かけた言葉だったか。
著者デビュー作。
後の『剣崎恭弥シリーズ』に比べれば荒いところはあるけど、面白かった。
彼らのように国家レベルの情報戦を私がすることはないけれども。
時事ネタをちゃんと知っておくこと。
正しい情報をインプットすること。
フェイクに踊らされないこと。
必要最低限、大事だなーと改めて思う。
「誰も信用するな」
その言葉通り、後半は怒涛の展開。
一つ歯車が狂えば、連鎖的におかしくなっていくのはあるある。
そして予測できた裏切りと想定外の事態。
前のめりで読了。
最後の最後、続編が手元になかったら、はぁ!?そこで終わる!!?と叫んでたと思う。
シリーズ揃えておいてよかった。
「たのしい川べ」(岩波少年文庫)
春が来たよ!ねぇ、春が来たよ!
と、春の喜びを全身で表すモグラと一緒になんだかとっても楽しい気分になる冒頭。
そして、微笑ましいネズミくんとの出会い。
可愛らしい動物たちの川辺での心あたたまる物語かと思いきや!
トラブルメーカーなヒキガエルが事件を引き起こし、
ネズミやモグラ、アナグマたちが巻き込まれての騒動に。
とはいえ。
そもそも余計なおせっかいをしなければ、彼らは巻き込まれることはなかったのでは?
と、思わなくもない。
私ならほっとく。
とはいえ、結果的には満ち足りた生活を送っているみたいだから良いんだろうね。
【ガーディアン必読122/1000冊】
微笑ましさが過ぎ去ったあたりから、農耕民族には書けない作品だなぁ、と思ったのは感想としてあっているのか否か。
そして、食事風景で彼らの食べているものに違和感ありまくってしまった。
ヒエラルキーどうなってる?←多分気にしちゃいけない。(笑)
と、春の喜びを全身で表すモグラと一緒になんだかとっても楽しい気分になる冒頭。
そして、微笑ましいネズミくんとの出会い。
可愛らしい動物たちの川辺での心あたたまる物語かと思いきや!
トラブルメーカーなヒキガエルが事件を引き起こし、
ネズミやモグラ、アナグマたちが巻き込まれての騒動に。
とはいえ。
そもそも余計なおせっかいをしなければ、彼らは巻き込まれることはなかったのでは?
と、思わなくもない。
私ならほっとく。
とはいえ、結果的には満ち足りた生活を送っているみたいだから良いんだろうね。
【ガーディアン必読122/1000冊】
微笑ましさが過ぎ去ったあたりから、農耕民族には書けない作品だなぁ、と思ったのは感想としてあっているのか否か。
そして、食事風景で彼らの食べているものに違和感ありまくってしまった。
ヒエラルキーどうなってる?←多分気にしちゃいけない。(笑)
「彩雲国秘抄 骸骨を乞う 下」雪乃紗衣
妟樹と旺季の絆。
妟樹の旺季への想い。
40年に渡る二人の物語。
泣ける……
個人的には旺季一派の結束が、その在り様がとても好き。
排除すべき敵を一瞬で絶命させる迷いのなさと腕がありつつも
危なっかしいところがあったからこそ、
皆は旺季のことがよりほっとけない感じだったんだろうなぁ。
そして。
劉輝と静蘭、愀瑛と絳攸の間にも、彼らに勝るとも劣らない絆があった。
正直、劉輝のことは好きにはなれなかったけれども、
結果的には周囲の人たちにあれだけ必要とされた彼にしか成し得なかったことが、
間違いなくあったんだな、と。
人生を全力で生ききった人たちの物語。
貸してくれたお友だちに大感謝。
ありがとう!
「踊る大捜査線」を観ていて。
室井さんと青島の体格差に、旺季と妟樹もこんな感じだったのかな?とふと思ってみました。
そして「遅いよ、皇毅」には当然ながら「遅いじゃないか、ミッターマイヤー」の台詞がこみ上げて、なんか色々入り混じりで私が大混乱。
妟樹の旺季への想い。
40年に渡る二人の物語。
泣ける……
個人的には旺季一派の結束が、その在り様がとても好き。
排除すべき敵を一瞬で絶命させる迷いのなさと腕がありつつも
危なっかしいところがあったからこそ、
皆は旺季のことがよりほっとけない感じだったんだろうなぁ。
そして。
劉輝と静蘭、愀瑛と絳攸の間にも、彼らに勝るとも劣らない絆があった。
正直、劉輝のことは好きにはなれなかったけれども、
結果的には周囲の人たちにあれだけ必要とされた彼にしか成し得なかったことが、
間違いなくあったんだな、と。
人生を全力で生ききった人たちの物語。
貸してくれたお友だちに大感謝。
ありがとう!
「踊る大捜査線」を観ていて。
室井さんと青島の体格差に、旺季と妟樹もこんな感じだったのかな?とふと思ってみました。
そして「遅いよ、皇毅」には当然ながら「遅いじゃないか、ミッターマイヤー」の台詞がこみ上げて、なんか色々入り混じりで私が大混乱。
「彩雲国物語 十七、紫闇の玉座 下」雪乃紗衣 (角川文庫)
最終的に玉座に在るのが劉輝であることはわかっていた。
わかっていなかったのは、どうやってそれを周囲に認めさせる?ということ。
劉輝が目指したのはとてもとてもきれいな理想の在り方。
誰の血も流さずに玉座につくこと。
その理想を実際に成し遂げたその経緯は見事としか言いようがない。
だけど、それは玉座を争った相手が旺季だったからこそ成し得たことだと思う。
そして、彼を支えてくれる人たちがいたからこそできたこと。
最後の采配は悠舜に持って行かれた感じだけど、まぁ、それはそれであり。
脳筋のオッサンたちの言い合いがとっても楽しかった。
番外編を残しつつ、本編はここで完結。
最初から最後までとてもとても楽しかったお借り本。
ありがとう。
一気に駆け抜けてきたので、いつかじっくり再読したい。
同じく再読したいのが『デルフィニア戦記』。
これは文庫で集めて姪っ子ちゃんに貸したいんだよね。
そのうち~☆彡
わかっていなかったのは、どうやってそれを周囲に認めさせる?ということ。
劉輝が目指したのはとてもとてもきれいな理想の在り方。
誰の血も流さずに玉座につくこと。
その理想を実際に成し遂げたその経緯は見事としか言いようがない。
だけど、それは玉座を争った相手が旺季だったからこそ成し得たことだと思う。
そして、彼を支えてくれる人たちがいたからこそできたこと。
最後の采配は悠舜に持って行かれた感じだけど、まぁ、それはそれであり。
脳筋のオッサンたちの言い合いがとっても楽しかった。
番外編を残しつつ、本編はここで完結。
最初から最後までとてもとても楽しかったお借り本。
ありがとう。
一気に駆け抜けてきたので、いつかじっくり再読したい。
同じく再読したいのが『デルフィニア戦記』。
これは文庫で集めて姪っ子ちゃんに貸したいんだよね。
そのうち~☆彡
「彩雲国物語 十七、紫闇の玉座 上」雪乃紗衣 (角川文庫)
最終巻の上巻。
下巻を読まないままどんな感想をあげればいいのかちょっと悩む。
色々盛りだくさんなんだけど、結局は最後に全部持って行かれた。
災害に対する備えと対策。
それがどれほど大切かを思い知る。
男性優位の社会の中で、
世界を一気に襲った災害や蝗害や人災に毅然として立ち向かった瑠花、英姫。
稀有の才を持つが故にその身を賭して災害に立ち向かった羽羽。
決意も覚悟も半端ない彼らの生き様がとてつもなくかっこよかった。
下巻は彼らから世界を託された者たちのターン。
彼らがどんな選択をしていくのか。
しっかりと見届けたい。
想起されるのはソクラテスの名言。
「一番大切なことは単に生きることではなく、善く生きることである」。
10代の頃に刺さって、それからずっと抱えてきている言葉。
でも私の座右の銘は「行き当たりバッチリ」(笑)
下巻を読まないままどんな感想をあげればいいのかちょっと悩む。
色々盛りだくさんなんだけど、結局は最後に全部持って行かれた。
災害に対する備えと対策。
それがどれほど大切かを思い知る。
男性優位の社会の中で、
世界を一気に襲った災害や蝗害や人災に毅然として立ち向かった瑠花、英姫。
稀有の才を持つが故にその身を賭して災害に立ち向かった羽羽。
決意も覚悟も半端ない彼らの生き様がとてつもなくかっこよかった。
下巻は彼らから世界を託された者たちのターン。
彼らがどんな選択をしていくのか。
しっかりと見届けたい。
想起されるのはソクラテスの名言。
「一番大切なことは単に生きることではなく、善く生きることである」。
10代の頃に刺さって、それからずっと抱えてきている言葉。
でも私の座右の銘は「行き当たりバッチリ」(笑)
「彩雲国物語 十六、蒼き迷宮の巫女」雪乃紗衣 (角川文庫)
楽な方に、簡単な方に、流れる人は誰もいなくて。
誰もが必死で踏ん張って頑張っている。
玉座を巡る劉輝と旺季の会話がとても興味深い。
王たる在り方は人それぞれで、どれが正解というものはなく、
それを決めるのは世情であり、その時代に生きた人であり、歴史であったりするんだろうなぁ。
とはいえ。
やるべきことをきっちりやらなければ話にならない。
この巻のアナザーストーリー、とてもよかった。
幼い燕青が「生きるしかない」と言って泣いた理由、
叔斉が生き延びた理由とその状況、
そして清苑の辿った運命に抉られる。
一気に読んできて……あれ?次で最終巻?
勝手にまだまだ続くと思っていたので、急に寂しくなってきた。
アナザーストーリー。
すごく良かった。
良かったんだけど。
燕青だけならまだしも、
梁山とか晁蓋とか阮小五とか言われると、意識が別な方に飛ぶんで
ちょっと勘弁してほしかった。(個人的都合)
『北方水滸伝』再読したくなる~~~。
誰もが必死で踏ん張って頑張っている。
玉座を巡る劉輝と旺季の会話がとても興味深い。
王たる在り方は人それぞれで、どれが正解というものはなく、
それを決めるのは世情であり、その時代に生きた人であり、歴史であったりするんだろうなぁ。
とはいえ。
やるべきことをきっちりやらなければ話にならない。
この巻のアナザーストーリー、とてもよかった。
幼い燕青が「生きるしかない」と言って泣いた理由、
叔斉が生き延びた理由とその状況、
そして清苑の辿った運命に抉られる。
一気に読んできて……あれ?次で最終巻?
勝手にまだまだ続くと思っていたので、急に寂しくなってきた。
アナザーストーリー。
すごく良かった。
良かったんだけど。
燕青だけならまだしも、
梁山とか晁蓋とか阮小五とか言われると、意識が別な方に飛ぶんで
ちょっと勘弁してほしかった。(個人的都合)
『北方水滸伝』再読したくなる~~~。