きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「小説」の記事一覧
- 2024.04.03 「白い雌ライオン」ヘニング・マンケル (創元推理文庫)
- 2024.03.20 「VIP 熾火」高岡ミズミ (講談社X文庫)
- 2024.03.18 「彩雲国物語 八 光降る碧の大地」雪乃紗衣 (角川文庫)
- 2024.03.17 「彩雲国物語 七、心は藍よりも深く」雪乃紗衣(角川文庫)
- 2024.03.16 「彩雲国物語六 欠けゆく白銀の砂時計」雪乃紗衣(角川文庫)
- 2024.03.13 「死線の魔物 傭兵代理店」渡辺裕之(祥伝社文庫)
- 2024.03.10 「復興の書店」稲泉連(小学館)
- 2024.03.08 「謀略の海域 傭兵代理店」渡辺裕之(祥伝社文庫)
- 2024.03.03 「彩雲国物語五 漆黒の月の宴」雪乃紗衣(角川文庫)
- 2024.03.03 「彩雲国物語四 想いは遥かなる茶都へ」雪乃紗衣(角川文庫)
「白い雌ライオン」ヘニング・マンケル (創元推理文庫)
殺された理由は、道に迷ったから。
なんて理不尽な!
いや、これ、犯人どうやって見つけ出すの?
と思ったら、そんな範疇に留まる物語ではなく。
これは刑事ヴァランダーの物語でもあり、
国内に大きな問題を抱えた南アフリカの物語でもある。
犯人の追跡と同時に進行するのは、
ネルソン・マンデラの暗殺計画と阻止。
情報量の多さに脳内フル回転で読み切ったのは、
抜群におもしろく、そしてどこか哀愁の漂う物語だった。
単一民族国家で生きてきた私には遭遇することのないであろう人種問題。
白人でも黒人でもなく、アフリカ人である。
誰もがそんな認識でいられる世界であるといい。
プロローグを読みながら、あ、これ『シグマフォース』シリーズっぽい!
と、既視感。
だけど、本作の登場人物たちはシグマフォースみたいに殺しても死なない超人ではなく。
人間味あふれる一般社会で生きる人たちで。(一部例外アリだけど)
そんな彼らが必死で自分の職務を全うしようとする姿に思わず力が入る。
疲れ果てたヴァランダーに届けられた同僚たちのやさしさがあたたかい。
なんて理不尽な!
いや、これ、犯人どうやって見つけ出すの?
と思ったら、そんな範疇に留まる物語ではなく。
これは刑事ヴァランダーの物語でもあり、
国内に大きな問題を抱えた南アフリカの物語でもある。
犯人の追跡と同時に進行するのは、
ネルソン・マンデラの暗殺計画と阻止。
情報量の多さに脳内フル回転で読み切ったのは、
抜群におもしろく、そしてどこか哀愁の漂う物語だった。
単一民族国家で生きてきた私には遭遇することのないであろう人種問題。
白人でも黒人でもなく、アフリカ人である。
誰もがそんな認識でいられる世界であるといい。
プロローグを読みながら、あ、これ『シグマフォース』シリーズっぽい!
と、既視感。
だけど、本作の登場人物たちはシグマフォースみたいに殺しても死なない超人ではなく。
人間味あふれる一般社会で生きる人たちで。(一部例外アリだけど)
そんな彼らが必死で自分の職務を全うしようとする姿に思わず力が入る。
疲れ果てたヴァランダーに届けられた同僚たちのやさしさがあたたかい。
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「VIP 熾火」高岡ミズミ (講談社X文庫)
報道の在り方って時にめちゃめちゃアンフェアだよな、と思う。
諸々曲解した挙句のそれのどこが真実?という情報の拡散も怖い。
色々鵜呑みにして踊らされないようにしよう。ってか、したい。
飛び交う情報を気にせず久遠がどーんと構えていられるのは、
上総たち側近のフォローが行き届いているから。
なんの手も打たないのはただの無策だ。
和孝たちも自分たちの店を守るためにやれることをやって頑張っている。
そんな彼らに因縁つけまくりの南川の真意が明確にならないまま次巻へ。
同録のSSは久遠の過去編。
冴島との出会い、そして和孝との出会い。
知れてよかった。
手元に既刊がそろっている続き物を読んでいる時は、
感想書いてる暇あったら次~~!!と、気持ちが逸ってしまう……。
ちょっと我慢の一呼吸。
「スクーター」表記が出てくるたびに、私の脳裏に浮かぶのは
昔乗ってた50ccなんだけど。
和孝も同じでかな?125とかかな?もっと上?と、無駄に気になってみた。(笑)
諸々曲解した挙句のそれのどこが真実?という情報の拡散も怖い。
色々鵜呑みにして踊らされないようにしよう。ってか、したい。
飛び交う情報を気にせず久遠がどーんと構えていられるのは、
上総たち側近のフォローが行き届いているから。
なんの手も打たないのはただの無策だ。
和孝たちも自分たちの店を守るためにやれることをやって頑張っている。
そんな彼らに因縁つけまくりの南川の真意が明確にならないまま次巻へ。
同録のSSは久遠の過去編。
冴島との出会い、そして和孝との出会い。
知れてよかった。
手元に既刊がそろっている続き物を読んでいる時は、
感想書いてる暇あったら次~~!!と、気持ちが逸ってしまう……。
ちょっと我慢の一呼吸。
「スクーター」表記が出てくるたびに、私の脳裏に浮かぶのは
昔乗ってた50ccなんだけど。
和孝も同じでかな?125とかかな?もっと上?と、無駄に気になってみた。(笑)
「彩雲国物語 八 光降る碧の大地」雪乃紗衣 (角川文庫)
一つの山場を越えると同時に、先につながる伏線が随所に見受けられる巻。
印象的だった影月が朔洵に対して怒りをぶつけたシーン。
わかるわー、と、共感しまくりでかつて抱えた悔しさを思い出してしまったわ。
粗末にする命なら、生きることを切望しつつも明日が約束されない人に与えて欲しい。
命のやり直しはできない。できないんだよ。
(作中の例外はおいといて)
「尽きるまで幸せであるように」という華眞の言葉通り。
他者から与えられる幸せを知り、また、他者に幸せを与えることのできる彼らは
やさしく、そして強い。
その幸いを糧にこれから立ちはだかるどんな苦難も乗り越えていくことを疑ってないよ。
お友だちにお借りしてここまで一気読み。
とっても面白かった。
続きはワンクッション置いてから。
手元にあったら延々と読み続けていそうだったわ。
20年近く前かな?
アニメシリーズが放送された時に友だちに頼まれて毎週録画して
DVDに焼いて送ってあげていたんだよね。
その時は私は観ないままで送っていたんだけど。
今こうして原作を読んでいる不思議。
印象的だった影月が朔洵に対して怒りをぶつけたシーン。
わかるわー、と、共感しまくりでかつて抱えた悔しさを思い出してしまったわ。
粗末にする命なら、生きることを切望しつつも明日が約束されない人に与えて欲しい。
命のやり直しはできない。できないんだよ。
(作中の例外はおいといて)
「尽きるまで幸せであるように」という華眞の言葉通り。
他者から与えられる幸せを知り、また、他者に幸せを与えることのできる彼らは
やさしく、そして強い。
その幸いを糧にこれから立ちはだかるどんな苦難も乗り越えていくことを疑ってないよ。
お友だちにお借りしてここまで一気読み。
とっても面白かった。
続きはワンクッション置いてから。
手元にあったら延々と読み続けていそうだったわ。
20年近く前かな?
アニメシリーズが放送された時に友だちに頼まれて毎週録画して
DVDに焼いて送ってあげていたんだよね。
その時は私は観ないままで送っていたんだけど。
今こうして原作を読んでいる不思議。
「死線の魔物 傭兵代理店」渡辺裕之(祥伝社文庫)
「死んだこと」になってる男が
本名名乗って電話するわ、生存申告するわ。
え?大丈夫?と突っ込みたくなるけれども。
そこはザ・B級エンタメ。
気にしなーい。(笑)
と。軽く茶々入れながら読み始めたわけですが。
だんだん真顔になっていく展開。
「死線の魔物」の正体を彼等と一緒に追いつつ、
北朝鮮の内情を改めて突きつけられ、
読み終わってなんだかやるせなくなってしまった。
国の未来を憂いた彼等の、命懸けの抗議。
他にやりようがなかったの?と、問いたくなるけれども。
部外者には問う資格はないんだろうなぁ。
「シリーズを読み進めるかどうかは続刊次第かな」と
一巻を読んだ時のレビューに書いてるけど、
現時点でのリタイアはあり得ないわ~、と言う感じで楽しく読んでいます。
まずは第一部読破が目標☆彡
本名名乗って電話するわ、生存申告するわ。
え?大丈夫?と突っ込みたくなるけれども。
そこはザ・B級エンタメ。
気にしなーい。(笑)
と。軽く茶々入れながら読み始めたわけですが。
だんだん真顔になっていく展開。
「死線の魔物」の正体を彼等と一緒に追いつつ、
北朝鮮の内情を改めて突きつけられ、
読み終わってなんだかやるせなくなってしまった。
国の未来を憂いた彼等の、命懸けの抗議。
他にやりようがなかったの?と、問いたくなるけれども。
部外者には問う資格はないんだろうなぁ。
「シリーズを読み進めるかどうかは続刊次第かな」と
一巻を読んだ時のレビューに書いてるけど、
現時点でのリタイアはあり得ないわ~、と言う感じで楽しく読んでいます。
まずは第一部読破が目標☆彡
「復興の書店」稲泉連(小学館)
震災から一年足らずの間に被災した各地の方々が、苦難を乗り越えて書店を再開、或いは開店していく様子が描かれている。
2012年発刊。
当時を知ることは大切なこと。
と同時に、2024年の彼等はどんな日々を送っているのだろう?
ということが脳裏を過ぎった。
被災後まだ間もない大変な状況下で店を開けるということは、自分の日常を取り戻すことの一環でもあったのだろう。
そして、本を心待ちにしていた人たちもまた、失われた日常の一部を取り戻すことができたのだと思う。
復興の書店MAPを見ながら、それぞれの地域のこれまでの復興の過程を思う。
震災後、一度ならず訪れた場所に、また行かせてもらおう。
毎年この時期に震災関連本を読んできて、今回はじめて
「震災当時」を知ると同時に「震災を経た今」を知らなければ、
という思いが湧き上がってきた。
何らかの心境の変化なんだろうな。
まだ問題が山積されていても。
ここまでの復興を成し遂げた人の思いと力は、間違いなくすごいものだと思う。
2012年発刊。
当時を知ることは大切なこと。
と同時に、2024年の彼等はどんな日々を送っているのだろう?
ということが脳裏を過ぎった。
被災後まだ間もない大変な状況下で店を開けるということは、自分の日常を取り戻すことの一環でもあったのだろう。
そして、本を心待ちにしていた人たちもまた、失われた日常の一部を取り戻すことができたのだと思う。
復興の書店MAPを見ながら、それぞれの地域のこれまでの復興の過程を思う。
震災後、一度ならず訪れた場所に、また行かせてもらおう。
毎年この時期に震災関連本を読んできて、今回はじめて
「震災当時」を知ると同時に「震災を経た今」を知らなければ、
という思いが湧き上がってきた。
何らかの心境の変化なんだろうな。
まだ問題が山積されていても。
ここまでの復興を成し遂げた人の思いと力は、間違いなくすごいものだと思う。
「彩雲国物語五 漆黒の月の宴」雪乃紗衣(角川文庫)
それは、たった一人にのみ向けられる想い。
無聊を慰めるために他者の命を奪ってきた彼の、初めて知った恋心。
ああ、ずるいなぁ、と思う。
そんな想いを向けられたら、絆されるにきまってるわ。
朔洵……思った以上にダメージ喰らってるわ、私。
重大なこと作中で色々起きていたけど、
彼に持っていかれてしまった。
闇落ちは回避してもらいたい。
どんな結果になったとしても。
彼にとって秀麗と出会ったことは僥倖だったんだろうなぁ。
震える足で踏ん張りながら、それぞれが己の責務を果たすため、
がんばっている少年・少女たちにはエールを。
そして英姫の毅然とした強さには胸を打たれる。
悪事のレベルがちょっと違うけど、
朔洵に抱いた想いって、青目に抱いた想いと、似ている。
無聊を慰めるために他者の命を奪ってきた彼の、初めて知った恋心。
ああ、ずるいなぁ、と思う。
そんな想いを向けられたら、絆されるにきまってるわ。
朔洵……思った以上にダメージ喰らってるわ、私。
重大なこと作中で色々起きていたけど、
彼に持っていかれてしまった。
闇落ちは回避してもらいたい。
どんな結果になったとしても。
彼にとって秀麗と出会ったことは僥倖だったんだろうなぁ。
震える足で踏ん張りながら、それぞれが己の責務を果たすため、
がんばっている少年・少女たちにはエールを。
そして英姫の毅然とした強さには胸を打たれる。
悪事のレベルがちょっと違うけど、
朔洵に抱いた想いって、青目に抱いた想いと、似ている。
「彩雲国物語四 想いは遥かなる茶都へ」雪乃紗衣(角川文庫)
思っていた以上に血に塗れた過去を背負っていた静蘭と燕青。
いま、こうやって二人が並び立って言いたい放題言い合いながら笑えることに、ただ溜息。
生きていてくれて良かった。
本当に良かった。
ここで謎のヴェールに包まれていた(?)国試の次席合格者、龍蓮の存在が明らかに。
外見に関してはどこぞの信長様を彷彿とさせる奇抜っぷり。
まだ十代の国試合格者ナンバースリーまでが茶州に集い、
先王の治世を支えたおじいちゃんも駆けつけ、
サイコパスな茶州の次男が暗躍し、
いずれ頭角を現すらしい茶州の三男も奮闘し、先の展開が気になる四巻。
ここにきてようやく登場人物の名前をつっかえずに読めるようになった。(笑)
フリガナ付きの登場人物紹介欄を作ってほしかったなぁ。
いま、こうやって二人が並び立って言いたい放題言い合いながら笑えることに、ただ溜息。
生きていてくれて良かった。
本当に良かった。
ここで謎のヴェールに包まれていた(?)国試の次席合格者、龍蓮の存在が明らかに。
外見に関してはどこぞの信長様を彷彿とさせる奇抜っぷり。
まだ十代の国試合格者ナンバースリーまでが茶州に集い、
先王の治世を支えたおじいちゃんも駆けつけ、
サイコパスな茶州の次男が暗躍し、
いずれ頭角を現すらしい茶州の三男も奮闘し、先の展開が気になる四巻。
ここにきてようやく登場人物の名前をつっかえずに読めるようになった。(笑)
フリガナ付きの登場人物紹介欄を作ってほしかったなぁ。