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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「肉食上司のアイしかた 」砂床アイ(ビーボーイノベルズ)

※画像出てきませんでした。


身体を壊してまで働くに値する会社?
気持ちを殺してまで忠誠に値する上司?
中にいると、なかなかクリアに見えなくて、
ただただ自分がすり減っていく。
転職に踏み切るか否か。
その決断のしどころは、年数を重ねる程難しい。
でも!
駆け引きしたり、弱みを逆手にとって縛ろうとする上司は
踏んづけていいと思います!
日々追い詰められていた有城をヘッドハントしようと近づいた九城。
強引だけど利己的ではなく、積極的だけど引き際を知っている。
何より、振る舞いが紳士且つカッコいい。
そして、ただ流されなかった有城のケジメのつけ方もカッコよかった。

お仕事部分に特化した一巻目。
それはそれで楽しいしおもしろかったけど、
次巻は二人の関係がどう進展するのか……ってところに期待していいかな?
楽しみ~♪
私は転職経験者だけど、転職の瞬間はホントエネルギーいるなーと振り返って思うわ。
若かったから勢いで方向転換できた部分もあったかな?
でも、一社目で引き受けざる得なかった仕事量が半端なくて、
今の会社はどんだけ忙しくてもそこまで忙殺されることってないから、
楽だな~と。
ブラックな比較対象があると、いいことあるね(笑)
あ、一社目の会社の人たちとも、今も仲良くやってますよ~。

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「夜が明けるなら ヘル・オア・ハイウォーター3 」ジェイクス (モノクローム・ロマンス文庫)



過去と真っ向から向き合い、目を背けることなくいずれ訪れる未来を語る。
ようやく聞けた愛を囁く言葉に、私も彼と一緒に固まってしまった。
そして、あまりにも切ない誓いの言葉。
だけど、大丈夫だと。
彼等にとってはお互いが終着点なのだと思わせてくれる絆の深さが培われていることに安堵する。
ガチンコのハードボイルド展開。
任務の最中にも、セックスの最中にも
「くそったれ」を連呼する彼らが、半端なくカッコいい。
命懸けで過去を清算しようとする男たち。
散るためではなく、過去を断ち切り、未来を切り開くために。
過去はすぐそこまで迫ってきている。
願わくは、誰一人、欠けることのない決着を。

アクションはかっこいいわ、セックスはかっこいいわ、
挿絵が何度眺めてもドキドキするほどかっこいいわ、
当然トムもプロフィットも仲間の男たちもかっこいいわ。
ヤバいくらいのかっこいいがテンコ盛り。
次巻で決着……なんだよね?
期待して待ちます!




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「黒衣の税理士」海野幸



会社の経理に留まらず、経営そのものがずさんなヤクザのフロント企業で働く
やる気のまったくない社長以下従業員4名。
そんな彼らに経理のイロハを教えようとする税理士・玲司。
人間、本気でやる気になったらなんでもできるんだな、とは思うけど、
そのやる気の引き出し方が素晴らしかった。
心の籠っていない言葉に人は動かない。
「わかってるんですか?貴方ヤクザなんですよ?」
だからのし上がれ、と。
その身を浪費するように生きてきたヤクザ・加賀美に対する
税理士・玲司からの、まさかの方向からの発破掛け。
そこから見事に再生した加賀美はカッコよかった。

ラブ要素よりお仕事要素の方に重きを置かれた作品。
メッチャ利益を生み出せる会社になるといいなぁ。
人材はそろってると思うの。
今後の彼らの成長に乞うご期待☆
そして、やっと始まった二人のラブの進展にもやっぱり期待しちゃうよね。

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「遠い岸辺」英田サキ (SHYノベルス)



人生に疵をもつ、30代・射場と40代・日夏のしっとりとした、でも熱くて甘い恋愛。
成就するまでが、オーダーメイドの服が出来上がってくるまでの期間ってのがいいね。
忘れたころに出来上がってきた服を脱がせる醍醐味。
裏切るより、素直に頭を下げた方が俺得だと思うのに、
見栄やプライドに拘った男には馬鹿だなぁという言葉しかない。
だからこそ、六戸部の懐の大きさが光る。オジサマ、素敵。
裏社会で生きてきた日夏の語る、射場と二人で生きる将来の夢。
これ、ホントに実現してほしいわと、心から思う。
「生きて何かを味わえる者はそれだけで幸せだ」
そう、生きてこその人生。

カッコイイ大人の雰囲気で読ませてくれたお借り本。
でも、ラストは大分デレたね。
楽しかった☆



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「nez[ネ] Your Lovely Smell」榎田尤利 (SHYノベルス)



シリーズ最終巻。
原点回帰。すべての謎が眠るモズの森へ。
≪鳥≫によって千里の原点に誘われるわけだけど、予想外のサバイバル展開。
思いがけない戦闘能力を発揮した千代子ママ、素敵。
非合理的な事や勝算のない行動を嫌う鷹目が
感情のままに千里の名を叫んで森の中を彷徨うシーンに胸が震える。
そんな鷹目を求めて、再び自らの武器を手にした千里。
感動的な再会シーンからあっさり大団円にはならずに、焦らされること三ヶ月。
バカバカ言い合いながらの告白は、すっっっごい良かった。
そして、取り戻した日常。
阿莉ちゃん同様、残念なハンサムが私も大好きです。


「インケン眼鏡レス」に笑う。
そこ、ただのインケンでよくない?
まぁ、鷹目はもともと眼鏡のイメージ強いからね。
眼鏡、かけられなくなっちゃったからね。
だから、「インケン眼鏡レス」
それにしたって……と、反芻して笑うエンドレスループ。

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「nez[ネ] Smell and Memory 」榎田尤利(SYHノベルズ)




匂いにふりまわされたわけでも、状況に惑わされたわけでもなく。
素のままで向き合って、相手に触れたいと、抱き合いたいと思ったら?
もう、恋だよね。
鷹目はそれを認めることに悪あがきしてるし、
千里がどこまで自覚的かはまだちょっと謎ですが(笑)。
とはいえ。
千里にとってはなかなかにしんどい巻。
迫り来る悪夢は、対峙しなければならない過去。
向き合って乗り越えていくためにも、鷹目が傍にいてくれてよかった。
傍にいるだけで安心して眠れる存在って偉大だと思うの。
「急ぐが、乱暴にはしない」今回の名言はコレ!
着衣を乱した鷹目はやっぱりカッコいい。→

離婚する父母のどちらにつくか。
父と母のどちらにも愛情を持っている場合、
その選択を子供にさせるのはちょっと酷だと思う。
だけど。
あ、ここからネタバレ……というか、私の推測。
離婚→選択→千里たちに仕事の依頼。
ここまでの流れが実は仕組まれたことだったら?
あんな学校に係った人物だったらそこまでやれるんじゃない?と思えてしまうところが薄ら寒い。
さて。真相はいかに?










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「nez[ネ] Sweet Smell」榎田尤利 (SHYノベルス)



仕事と恋愛(まだ未満?)と事件。
絡ませ方が絶妙すぎて一気読み。
においに惑乱されて
自分の気持ちがつかめずに混乱する千里と、
そんな千里に振り回されて頭突きを食らう羽目になる鷹目。
二人の間に別の一人が介入することで、あんなにおもしろくて色っぽいことになるんですね~。
やっぱり私、鷹目の抱き方がとても好き。←聞かれてません(笑)。
だけど、楽しいだけでは終わらないところが榎田さん。
千里の過去が少しずつ垣間見え、
合間に合間に静かに近づいてくる不穏な影。
そしてとうとう……というところで次巻へ。き、気になる!


ものっすごい気になるところで続いてます。
でも、完結してからの一気読みのうえ、抜かりなく全巻積んでてあるので安心なのです。
←積みすぎててあんまり褒められない……(笑)

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「nez [ネ]」榎田尤利 (SHYノベルス)



軽快でテンポのよいバディもの。
そして、二人の軽妙な掛け合いがとても楽しいお仕事小説。
協調性が全くなくて神経質な元・エリート鷹目と、
特殊な能力を持った、だらしなくて人懐っこい千里。
まったく噛み合わないアラサー二人が、
仕事をこなしていくうちにカチリと噛み合っていく様がとても小気味よい。
だけど。
所々に滲む千里の心に秘めた寂しさや空疎観に切なくなったりもした。
千里の抱えた過去は、この先明らかになっていくんだろうね。
想いもよらないことがきっかけで身体を重ねたふたり。
鷹目のセックスがとてもカッコ良かった☆
この先、どんなふうに気持ちが寄り添っていくのかとても楽しみ。

そしてラスト。
やるな、ムッツリメガネ。
と、ニヤリとして読了。
次巻楽しみ!

鷹目の心の中ツッコミがおかしくって、笑いながら読んでました。

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「I’m home―魚住くんシリーズ・メモリアル」榎田尤利(光風社)



魚住くんシリーズ完結記念本。
アメリカに留学した魚住と日本に残った面々とのメールのやりとりが
あたかも彼らがそこにいるかのようなリアルさで、
思わず口元が緩んでしまいます。
各々のメールの文面が彼ららしくて、その存在感が半端ないの。
表紙絵にはじまって、茶屋町さんのイラストを
ひたすら眺めていられるのも嬉しい。
おまけに漫画まで!
動いている彼らが見られるってとても幸せ。
ホントこれだけでも私、満足です。
あとはキャラ紹介や、作品ダイジェスト(これも茶屋町さんのモノクロイラストが秀逸)
榎田さんへのインタビュー等々が収められています。



これ、出版時にちゃんと買っておけばよかったっとちょっと後悔。
あの時は、ま、いっか、って流したんだよね。
結局、手に入れるのに3倍近く払ったけど、それに関しては後悔はまったくなし。
ただ、短編が収められているわけではないので、
これからの入手を検討される方はそこだけは要注意です。
……と打ちつつ、今Amazon見たら、売値の桁が違っててびっくりした。
どゆこと!?



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「過敏症~魚住くんシリーズ4」榎田尤利(クリスタル文庫)



感動的とすら言える恋愛の成就。
なんかもう、ホント良かった。
幸せを噛みしめて感無量。
腹を括った久留米の行動力はカッコよかった。
ああいう割り切り方ができるって、すごいなぁ。
過去に魚住と係った人たちは、みんな零れるようにいなくなってしまったけれども。
いま、この瞬間に魚住と係わっている人たちはみんな、やさしいぬくもりを伴ってそこにいる。
彼らにひっぱられて、情緒豊かになっていく魚住の変化がただ嬉しい。
マリの母の言い草はどうなの?とい思ったけれども。
「それでも娘に会いに来るのよね」の言葉にハッとさせられた。
最後の最後。
セーブしていたと言った久留米の漢気(?)に脱帽。
魚住、ホント大事にされてるね。

甘ったれた声で久留米を呼ぶ魚住。
この描写がホント好き。
久留米は良くも悪くも直球の男なんだなぁ。
そのまっすぐさが私はとても好き。
人との関わり方に奥行というか、深みのある良書だと思う。
10年以上ぶりに再読して、改めて作品の良さを噛みしめ中。
次回、最終巻!













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