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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「あひるの空 43巻」日向武史(マガジンコミックス)



「こっちにもいるぞ。すごいのが」
そう、思える安心感。
弧を描く、鮮やかな軌跡。
僅差での勝負を勝ち得たのは、運でも偶然でもなく、
緻密な計算と積み重ねた努力の成果。
それを伺い知ることのできる描写の一つ一つに、震えが走る。
そして、百春がコートにいることの揺るぎない安定感。
私、待ってた!
菖蒲の監督の生徒との向き合い方が好き。
というか、もう、尊敬。
「正解」はいらない。
「間違っていない」という確信さえあればいい。
在校生・卒業生の在り様が、彼女のやり方を肯定してくれていると思う。
勝者は休む間もなく次の戦いへ。

巻末の作者の言葉を拾って、私、盛大に主張します。
この漫画が本当に大好き!
連載一話目からずっと読みつづけてきた私は、何度でも言います。
描きたい話を描きたいように描き切ってほしい。
最後までついていきます。

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「青の祓魔師 16」加藤和恵(ジャンプコミックス)



独りで悶々とし続ける雪男がとても歯痒い。
燐に対して真正面から向き合えないのは、プライド……なのかなぁ。
力の差が歴然としちゃってるもんね。
でも、雪男の想う「弱さ」と本当の「弱さ」は違うと思うんだ。
「強さ」も然り。
そんな雪男の扉をこじ開けることはせず、見守るスタンスの燐。
勝呂もしえみも子猫丸も。
塾生たちはみんな、着実に成長していっているのに、
雪男だけがどこにも進めないまま同じ場所でもがいている。
燐としえみの可愛らしい様子にほんわりしたのもつかの間。
二人に新たな指令が。
これは誰かの策略なのか、本当の行方不明なのか。

相変わらずクロは私の癒しです!
可愛い~!!

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「GIANT KILLING 38」ツジトモ(モーニングコミックス)



ウルグアイとの親善試合。
その勝敗に関して「言い訳はなしだ」と言った城西の言葉に納得。
ブランの言う「死に物狂いで」という部分と相通じるものがある。
「勝ちたい」という気持ち。
「やれる」という自負。
それは、日本もウルグアイも同じ。
だからこその全力勝負。
それぞれの選手にスポットが当たる描き方は、
彼らの人となりを知ると同時に試合そのものに感情移入出来てうまいなーと思います。
花森の閃きはおそらくブランと同じ。
子供達は試合をよく見ている。
最後の頁を捲った瞬間、何故か私が武者震い。
次巻がとっても楽しみにです!

私、ジーノが大好きです。
そして村越も大好きです。
それなのに「持田」の名前が出てくるだけでドキドキするのは何故かしら?
これ、本人復活したら、私倒れるかも。←倒れません!
試合観戦中の赤崎がミーハーすぎて笑える。


内容紹介

南米の強豪が日本にやってきた!監督・ペーニャが引き連れてきたのは世界に名だたるスター選手ばかり。彼らは、格下のはずの日本を相手に全力で牙を剥いてきた!ただの親善試合になぜ――!?そして、今度こそ椿の出番はあるのか!?日本vs.ウルグアイ、キックオフ!!

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「ハイキュー!! 19」古舘春一



のびしろの多い子たちの進化は目覚ましい。
一試合の間に格段の成長を遂げる。
それは、突然に開花するものではなく、
これまで積み重ねてきた努力があるから。
そして、勝つために何をすべきか、必死で考えているから。
中でも、バレーに「ハマった」月島の覚醒には、鳥肌が立ちました。
あんなにクールだった彼が、今はとても熱い。
それは彼自身にとっても、チームにとっても好ましい変化。
烏野vs白鳥沢。
戦い方。考え方。
監督の言葉にも象徴されるように、まったく個性の違うチームどうしのぶつかりあい。
全力プレーの試合は白熱したまま、次巻へ!

噛み合っていない日向と影山の会話がおもしろい。
なんだかんだこの二人は良いコンビ。
そして、ラフ絵の岩ちゃんと及川さんにテンションが上がる私。
うん。やっぱりこの二人が大好きです。

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「進撃の巨人・18」諌山創(マガジンコミックス)



思いはひとつ。「僕たちの故郷へ」
それぞれが抱えた想いがある。
そして、それぞれにしかできないことがある。
一人ですべてを担う必要はない。
個と個がつながりあうことによって、より強大な力となる。
語り合った未来を現実のものとするためには、今を戦うしかない。
「知りたければ見に行けばいい。それが調査兵団だろう?」
エルヴィンの言葉にゾクゾクした。
機は熟した。
人々の熱い叫びに背を押され、ウォール・マリアへ。
人類と巨人。いざ、決戦の時。
ウォール・マリアを奪還した後になにがあるのか?
リヴァイの問いは果てしなく重い。

カルラの言葉がとても胸に響いた。
「だからこの子はもう偉いんです。この世界に生まれてきてくれたんですから」
エレンが愛されて育ったことがとてもよくわかる。
そして、エルヴィンとリヴァイの会話が個人的にはもう、
泣きそうになるくらいとっても胸苦しかったです。
地下室に何かがあるのかな?うわー、次巻もドキドキです!


内容紹介

王政を打倒し、旧体制派を一掃した調査兵団。新たに手に入れた光る鉱石とエレンの硬質化能力によりウォール・マリア奪還作戦への準備を着々と進める。一方、ライナーとベルトルトは獣の巨人と共に迎撃態勢を整え……!! そして決戦前夜、シャーディスが語るエレンの父・グリシャとの出逢い、そして「845年のあの日」の真実とは!?

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「あひるの空 42」日向武史(マガジンコミックス)



どこまで走れば、そして、どこまで跳べば限界なのだろう?
「ワシらに未来があるとは思わんでください」
この試合に勝たなければ次はない。
だからこそ、刹那に賭けるトビの言葉。
「受け入れてなるものか」
指導者として、空パパの言葉は正しい。
負けたら終わり。
単純な決め事の中で戦っている彼らにとって、
一試合一試合の持つ意味は、とてつもなく重い。
この時が続けばいい、と、どれほど切に願っても、
決着の時は必ず来る。
何がどう動いても、結果が実力。
でも、後から振り返った時、必ずそこで得た何かに気付くはず。
キラキラした彼らがとても眩しいです。

「満足したら人間フィニッシュなんだよ」
太郎ちゃんの言葉にこんなにも頷く日がくるとは(笑)
何ごとにおいても、そこで満足してしまわなければ、
どこまでも成長していくことができるのだと、私は思います。


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「GIANT KILLING 37」ツジトモ(モーニングコミックス)



現状に甘んじるな、という、ブランの姿勢は、
厳しいけれども人間が成長するのに相応しい在り方だと思う。
A代表の中という選び抜かれた人間の中に入って、
自分の在り方を改めて突きつけられる椿。
結果を出しているからこそ、許されているんだろうなぁ、という
花森の言動が面白い。
でもその「結果を出す」ことが、どれほど大変な事か。
知っているからこそみんな一目置くのだろう。
自分にはそこで戦える力がある、という自負は、
代表の中で戦っていくためには絶対に必要なもの。
だからこそ、試合に出られなかったことで込み上げる椿の悔しさは、
彼をステップアップさせる糧になる。
次巻、楽しみ。

ストーリーはとても楽しいです。
それとはまったく次元の違う問題で……
そろそろジーノが恋しくなってきました。←大好き。(笑)
そして、一コマだけのモッチーで、テンションあがりました。





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「ハイキュー! 18」古舘春一(ジャンプコミックス)



「全てのプレーは繋がっている」
チームスポーツの醍醐味だなーと思います。
一人で戦っているわけではない。
だけど、一人一人が考えて工夫して全力を出し切って。
そしてひとつにまとまって機能するのがチーム。
両校ともに全力のチームプレイで臨んでいる試合。
各々強烈な個性を持つ人たちが、自分の役割をしっかりと自覚して果たしながら、
一致団結する姿って、見ていて気持ちがイイ。
「楽」をしようとした瞬間が「隙」になる。
だから全力で走る。跳ぶ。
「抜けた先にはスーパーリベロ」
ノヤっさんに対する絶対の信頼。
とっても痺れたフレーズです。

日向のハイタッチをスルーするツッキー。さすが(笑)
なんだかんだ言いつつ、しっかりチームに溶け込んでいる姿に安心するわ。
及川さん好きな私としては影山にとっての脅威が及川さんであることがなんだか嬉しかったりします。

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「GIANT KILLING 35」ツジトモ モーニングKC



勝負の世界で生きる者たちにとって大切なことは、
ピッチの上で結果を出すこと。
とても厳しい世界で戦うが彼らが、
その状況を「楽しい」と、所属するチームを「大好き」だと、感じられるのは、
彼らを導く監督の手腕であり、チームメイトとの人間関係なんだろうなぁ、と思います。
のびしろのある椿や窪田がそう感じられるチームでプレイできることは
そして、互いに切磋琢磨しながら戦えることは、
彼らにとってとてもプラスになっていくはず。
ガッツリぶつかって戦い、引き分けたガンナーズ戦。
そして舞台は代表選へ。
ブランのスタンスは厳しいけれども、公平。
独特な雰囲気を醸し出す日本代表の10番のプレイが気になります!

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「あひるの空 41」日向武史(マガジンコミックス)



進んだ時間の分だけ彼らは成長していて、
共に過ごした時間の分だけ、絆は深まっている。
誰かが欠ければそのカバーを。
古傷が疼けばサポートを。
自分にできることを全力で出し切りながら、
勝つために臨む試合。
込められた一人一人の想いが、ヒリヒリと伝わってくる。
「俺は幸運な男だ」
百春のつぶやきに、1巻の頃の彼を思い出して、
本当にその通りだと、なんだか涙が出てきました。
対戦校の北辰。
最後の最後で先輩後輩の気持ちがひとつになったのがよかった。
「夢は必ず叶うと信じた時代」
即ち、キラキラ輝いていて、充実した時代。
文字通り、青春。


試合が終わって治まりかけた涙は、
百春とまどかのピュアで不器用な恋心の回想で、決壊。
この歳で!
そこで泣く!?と、自分ツッコミ。
しかも毎週読んでて内容知ってるのに!(笑)
大好きすぎて宝物みたいになっている本です。

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