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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「進撃の巨人」諫山創(マガジンコミックス)




別の視点から語られる、物語の始まりの時。
一巻を読んだ時の衝撃を思い出し、その時とは違った想いが胸を過る。
大人は策略を巡らせ、過去もそして現在も、
国を背負って戦うのが子どもたちだということが、やるせない。
潜伏は彼ら自身の意志。
目的のために積み重ねられた嘘。
交わらない二つの正義。
だけど、共に過ごした時間は嘘じゃない。
だからこそ、そこでかわされる会話が痛ましい。
そして、邂逅。
ここでか!と、鳥肌が立つ。
漸く交わった時間軸。
四年の時を経て、彼らは何を語る?
進み続けた者たちの見る未来は希望か、さらなる地獄なのか?

というわけで、やっと購入できました。
期待通り、ぐいぐい読んでしまう面白さでした。
予告が不穏で仕方ないんですけど!

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「GIANT KILLING 45」ツジトモ(モーニングコミックス)



鳥肌からの号泣。
神様は本当に彼に厳しい。
どうしてここで?と叫びたくなる。
だけど、刹那の先を見据えた彼の言葉に、精一杯のエールを送りたい。
まだ、走り続けることができる。だから、待っている、と。
花森の背中、寂しいなぁ。
そして、宿命の試合はついに決着。
それぞれの想いを抱えて。
「自分に正直に」という達海の言葉が沁みる。
「我を忘れた牛」っていう、ジーノの村越に対する例えがひどい。←褒めてます。
今は全身で喜べばいい。
彼らには次の戦いが待っている。
その前に、日本代表メンバーの発表が!楽しみ。


子どもって、物事の本質を直感的にちゃんと見てるよなぁ、と
ちょっと感心したコータの台詞。
「今度はどのくらい変わるんだろうって
 ワクワクして連れてきたくなっちゃうけどな」
うん。
その通り。
私もわくわくするよ。
平泉監督と持田の短いことばのやり取りにぐっときました。

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「あひるの空 48」日向武史(マガジンコミックス)



「足が折れても走りきる」。
刹那に賭ける試合。
たとえ点差が1点でも、相手より数字が小さければ、次はないのだ。
諦めるな。
気持ちがくじけない限り、戦える。
そんな彼らの気迫と熱意が伝わってくる。
ギリギリの試合展開の中での表情がとてもいい。
多分それは、チームメイトに対する信頼の証。
双子の超能力、よかったわ~(笑)
この瞬間を全力で。
見せる事で、次の世代を担う者たちに伝えるモノが間違いなく在る。
積み重ねてきた時間の全てに胸を張って、あと2分ちょい。
「大丈夫、まだやれる」
メンバーと、自分自身を信じて。


しばらく連載休止がつづいておりますが……
一日でも早い復帰を、とは言わない。
いつまででも待つ。
無理せず最後まで描きたいように描ききってください。


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「進撃の巨人 23」諫山創(講談社コミックス)




壁の向こう側の正義は「鎧の巨人」を主軸に置いた物語。
何のために戦うのか?
もはや、問いかけることに疲労感を覚える。
殺したいから戦う人間はそうはいない。
守りたいもののため。自由を勝ち取るため。
虐げられた国の民のため。
それを手に入れるために必要なのは、「敵」と認識した者たちの命。
「向こうにいる敵、全部殺せば俺たち自由になれるのか?」
とは前巻のエレンの台詞。
「あの島に住む悪魔共さえ消えてくれればみんな幸せになれるのに」
とは今回のライナーの母の台詞。
どうにもやるせない想いを抱えたまま、次巻へ。

漫画を読んでいる気軽さは微塵もなく。
イロイロ考えながら読まされました。
これは彼らの物語。
双方向からの言い分を突きつけられれば、
何が正しいとか何が悪いとか私が結論付けられるわけもなく。
ただ次巻を手に取る日を待つしかないのよね~。
とりあえず私はリヴァイに逢いたいです。


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「GIANT KILLING 44」ツジトモ(モーニングコミックス)



「できるかできないかじゃねぇ。やるしかねぇんだ」
彼らはその言葉に奮い立たされる。
あと半歩、あと0.5秒の先を求めるETUの選手たち。
「俺のことを信じろ」
そう言った達海に対する絶対的な信頼。
サポーターとの一体感に、最初の険悪だったころを思い出して胸が震えた。
生き急がなくていいんだと、持田には言ってあげたい。
誰か、気づかせてあげてほしい。
終わりを想定したサッカーをする必要なんてないんだってことを。
試合は佳境。
どうしようもなくドキドキしたまま決着は持ち越し。
予告の持田に半泣き。
ちょっと、続き早く~~!!!

個人的には王様vs王子でテンションダダ上がり。
ザッキーの「王子に殺されるぜ」でかつての萌え再燃で昇天。
くらくらしました。(笑)
ウチの本部長は「モチベーションは自分であげるものだ」と
期首会議でおっしゃっておりましたが。
とりあえず、この巻読んで!と言って差し上げたい。
モチベーションを引き上げるのも、上司の役目の一つだと思うのは甘えなの!?

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「あひるの空 47」日向武史(マガジンコミックス)



積み重ねてきたクズ高メンバーの努力が実り、花開いていく。
ひ弱さの感じられない茂吉。
相手に合わせられる行太。
戦力として機能する鍋島。
ここまで読み続けてきたからこそ実感できる彼らの成長に、こみあげる思いがある。
だけど、忘れてはいけない。
彼らがそこにいたせいで、バスケを諦めた人間もいることを。
空が頑張ったから今の彼らがある。
ここで初期のあのシーンをぶっこんできた作者は凄いと思う。
だからこそ、百春のプレーに重みが増す。
「すべては、応えるために」その言葉が生きる。
「ただ、信じてください」千秋の言葉を胸に、次巻へ。

「また一(イチ)からはじめりゃいいじゃん」
そう言えるのは、若さゆえの特権……と、思いかけて、思いとどまる。
どの時点からだってスタートできるはず。
物事の捉え方、向き合い方。
ちょっとやさぐれかけていたので、これは心強いエール。と、勝手に思うことにする。
緊迫した場面での坂田さんのアップは、ほにゃっと力が抜けた。(笑)

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「GIANT KILLING 43」ツジトモ(モーニングコミックス)



「華がある」とはどんなことなのかが、存分に伝わってくる。
だが、持田の華は毒を含んだ華。
その毒があるが故に、彼自身が孤高の存在となる。
監督に啖呵切ってのフル出場。
彼がぶっ壊れるよりも、チームがぶっ壊れそうでなんだか不穏。
杞憂かな?
対するETU。
華と言えば、王子も負けずにキラキラしてた!
こっちは煌びやかな華。
夏木に対する住む星が違うくらいの上からの物言いが楽しい。
言われっぱなしは私が死ぬほど悔しいので、
村越には相手がぐうの音も出ないような仕事をしてもらいたい。
次巻、後半戦。
メンタルはもう負けてない。

城西の苦悩に大笑い。
うん。疲れてるんだよ。
ジーノが夏木を言いたい放題言うのは全然かまわないけど、
夏木に「キザ野郎」とか言われると、何だか腹立たしい私です。←単なるジーノ好き(笑)


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「進撃の巨人 22」諫山創(マガジンコミックス)



「自由」ってなんだろう?と、漠然と思いながら、泣きたくなった読後。
希求した海にたどり着いたところで彼らの戦いは終わりではなく、
肩を並べていた仲間たちの多くは、そこにはいない。
ここにきて多くの謎が明らかにされていくけれども、
果てのない虚無感とこの先の世界の不透明さに苛まれる。
あなたたちが希望。
あなたたちが導き出した世界が真実。
そう、思っていていいのかな?
「名は、進撃の巨人」
ここで、そう来る!?、と、物語の構想の緻密さに、震えが走った。
嘘予告の「進撃のスクールカースト」
これ、シリーズで読みたい(笑)

最も真実を知りたかったであろう人が、そこにはいない。
それがとてもとても淋しい。

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「AKIRA 3」大友克洋(講談社)



交差する追う者と追われる者の視点。
アキラの名を叫びながら、追いかけて、追いかけられて。
疾走感と緊迫感に駆り立てられながら頁を捲る。
駆ける理由は人それぞれ。
苦々しく、清々しく、そして痛々しく。
焦点を合わせる者によって、感情もめまぐるしく動いていく。
騒動の渦中にありながら、沈黙し続けていたアキラ。
大人たちが恐れていたのは彼の覚醒。
物言わぬアキラが叫んだ時、東京の街が倒壊する。
台詞の一切ない崩壊の連続に鳥肌が立つ。
食い入るように見つめ続けたその先にあるのは、
あまりにも神々しい二人の邂逅。
物語は、どこへ行く。


とにかく崩れゆく都会の描写が美しすぎて。←言葉、間違っていません(笑)
ビル群を真似てひたすら描いていた過去があります、私。
圧倒的な迫力を持って訴えかけてくる崩れゆく美しい世界をずっと眺めていたいという思いと、
とにかく続きを読みたいという思いと。
私の胸中がカオス。
金田のまっすぐな生命力が見てて気持ちがいいんだよね。
そして割烹着のおばさまが無敵すぎてカッコいい。





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「AKIRA 2」大友克洋(講談社)



「未来は一方向だけに進んでる訳ではないワ。私達が選択出来る未来もあるはずよ」
物語全編を通して一番好きな台詞。
自由とは程遠い場所にいるキヨコのこの言葉は、
漲る力と希望を与えてくれる。
運命に流されて生きるんじゃない。
未来は、自らの手で切り開くことができるのだと。
自ら選択した結果ならば、まだ納得できるはず。
様々な策を弄する大人たちの思惑を他所に、
少年たちはただ目の前の障害物を排除して駆けつづける。
物語の全容は全く見えないまま、一コマも目を離せない。
それにしても。
アキラ。金田。鉄雄。
個々の名前がこれほどまでに印象深く胸に刻まれる漫画って他にあったかしら?
ちょっと思いつかない。

画力が半端ないんだけど、特に建物の描写が好き。
ビル群とかホントたまらない。
そして私、大佐が嫌いじゃないです。

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