きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「漫画」の記事一覧
- 2021.04.29 「進撃の巨人 5」諌山創(マガジンコミックス)
- 2021.04.29 「進撃の巨人 4」諌山創(マガジンコミックス)
- 2021.04.26 「進撃の巨人 1」諌山創(マガジンコミックス)
- 2021.01.24 「進撃の巨人 33」諌山創(マガジンコミックス)
- 2020.12.31 「GIANTKILLING 57」ツジトモ(モーニング KC)
- 2020.10.11 「GIANTKILLING 56」ツジトモ(モーニング KC)
- 2020.09.13 「進撃の巨人 32」諫山創 (週刊少年マガジンコミックス)
- 2020.08.28 「GIANTKILLING 55」ツジトモ(モーニング KC)
- 2020.06.18 「進撃の巨人 31」諫山創 (週刊少年マガジンコミックス)
- 2020.05.25 「ぼくのワンピース(下)」山田睦月/菅野彰 (ウィングス・コミックス)
「進撃の巨人 5」諌山創(マガジンコミックス)
いつの時代、どこの世界でも人間って変わらないなぁ、という一幕があり、
エレンの身はリヴァイが預かることに。
綺麗事は言わず、リアルな数字を述べ、
死地に赴くことを前提に、エルヴィンは志願する者を募る。
そこに並んでいる調査兵団の面々こそ、
死線を搔い潜って生き残った者たちの集団。
そりゃあ、貫禄もあるわ。
そんな彼らの集合体を「変人の巣窟」と言ったエレンも、立派な変人の仲間入り。
一方、調査兵団入りを決意した104期生たちの覚悟には鬼気迫るものがある。
死ぬために壁外に出るのではない。
それなのに、意志を持った殺意が辛い。
排泄をしない巨人に肛門はあるのか?
プリプリのお尻があっちこっちに描かれていて、
なんだか気になってしまう……
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「進撃の巨人 4」諌山創(マガジンコミックス)
今いる世界がどれだけ残酷だったとしても。
その世界に生まれたからには、力の限り生きる場所はそこでしかないのだ。
立ち向かわなければならないのは、
あまりにも巨大な捕食者。
その脅威と無力な彼らとの間に立ちはだかった自由の翼を背負った彼の背中の
なんと頼もしいこと。
訓練兵時代に彼らが膝を突き合わせて語り合っている光景は、今思うと身震いがする。
彼らのしたことを、胸に秘めた思いを知っているから。
再読している甲斐があるなーと思う瞬間。
二つの絶対に曲がらない意志。
同じ方向に向かえないのならば、ぶつかるしかないのか?
とにかくリヴァイが大好きです!←聞かれてない。
作中で長い年数を経過する物語は、
登場人物たちの成長を伺うことができて感慨深い。
初期のジャン、こんな感じだったんだなーと、なんだかとても微笑ましい。
「進撃の巨人 1」諌山創(マガジンコミックス)
100年間一度もなかったことが、明日も起きないとは限らない。
それは、震災を体験した私たちなら痛切に思うことだろう。
突如として壁を越え、降りかかってきた巨人の脅威。
そして始まる惨劇。
万全だったはずの備え。
あまりにも強大な力の前に、人間は無力。
だけど。
そこで諦めてはいけない。
諦めてしまったら、呑まれるしかないのだから。
まだ幼さの残る104期生の彼らの壮絶な戦いの始まり。
一人一人の顔ぶれを眺めながら、いろいろな思いがこみ上げるのは、
その後の彼らの運命を、その巨人の正体を知っているから。
再読ならではの楽しみを味わいつつ次巻へ。
最終巻発売前に既刊全巻再読……するついでに、
レビューを上げていない11巻までのレビューを上げていこうと思います。
姪っ子ちゃん(小5)に「みやこちゃん、進撃の巨人持ってるの?」と聞かれ、
「持ってるよ。読む?」ときいたら「怖いからいい」とお断りされました(笑)
彼女にレンタルするならまずは少女漫画かな。
「GIANTKILLING 57」ツジトモ(モーニング KC)
どん底まで落ちたメンタルの立て直しの舵取りは、
自分自身でしなければいけない。
けれども。
ちょっと手を添えてくれる誰かの存在が、
とてつもない力と勇気を与えてくれる。
背中を押してくれる。
椿に向けられた窪田の言葉。
心強い達海の存在。
サポーターからの声援には鳥肌が立った。
試合は大分戦。
どうにも苦戦しているけど、
降格がかかっているチームと戦っているのではない。
自分たちが優勝するために戦っているのだということを忘れないで。
そして。
待ってた王子!問答無用でかっこいい。
赤崎とのバカバカしい掛け合いも好き。
椿復活は次巻持ち越し。
ジャイキリは今のジャパンカップが終わったら
完結になるのかしら?
連載開始から13年。
私が読み始めてからも10年。
そんなに経ってるんだなぁ、とちょっと驚いてみた。
あひるとジャイキリ。
この2つだけが私にとって主役チームに贔屓がいる漫画な気がする(笑)
「GIANTKILLING 56」ツジトモ(モーニング KC)
読み終わって改めて眺めると、この表紙、辛い。
怪我にはフィジカルな負傷とメンタルの負傷とがあると思うんだよね。
無傷で選手生活を終えられればそれは幸い。
だけど、怪我は誰しもが直面しうるもの。
抱えた苦悩は自分で乗り越えていくしかない。
椿、潰れんなよ。
試合後のブランのコメントは私、とても好き。
負けたからって悲壮感ばっかり出す必要はないと思うんだ。
精一杯戦った彼らに拍手を。
そして!待ってた!とても待ってた!というわけで、舞台は日本へ。
ETUメンバーがそこにいることが嬉しい。
彼ららしい試合展開。
達海に対するモノローグに泣きそうになったけど、達海の方が上手だったわ。
スポーツの世界は厳しい、というシビアな現実を
色んな意味で突きつけられる。
むー、そしてシビアな現実と言えば、今年のウチの地元チーム!
がんばって~~!
「進撃の巨人 32」諫山創 (週刊少年マガジンコミックス)
車力の巨人のフォルムが愛らしくて、うっかり和みそうになるんだけど。
そんな穏やかな話じゃない。
大切なのは過去ではなく現在。
今を未来に繋ぐために、この瞬間に何ができるのか。
共闘を誓っても、最善がわかっていても、残る過去の蟠り。
失くした命は戻らない。
ここで互いに抱えた想いを吐き出せたのは大きいと思う。
願うのは幸い。
だけど、平和のために犠牲にしていい命はない。
彼らの選択とエレンの選択。
交わるときはくるのかな?
交わってほしいという願望を抱えつつ、
予想できない展開を期待しつつ。
次巻を待つ。
この表紙、とても好き。
なんか見たことあるヤツ!と思った瞬間浮かんだのは巨神兵。
姪っ子ちゃんが「シータと同じ髪型にしてもらったの!」と
嬉しそうな写真を送ってくれたのはつい最近の出来事。
「GIANTKILLING 55」ツジトモ(モーニング KC)
ブラン、夏木の乗せ方よくわかってる。
流石監督。
そのブランの背中を押したのは椿と夏木を育てた達海。
こちらも流石監督。
拮抗する日本とオーストラリアの試合展開は手に汗握る好勝負で、
アジアカップを通して結束し、成長著しいメンバーたちの活躍がとても嬉しい。
完全に開花した椿ののびやかなプレー。
日本中が歓喜する逆転劇。
だけど。
こんな劇的展開は望んでいなかった。
血の気が引くってこういうことだよね。
特に彼が贔屓だったわけじゃないけど、
嘘でしょ、と真顔で呟く自分。
彼に持田のようにはなってほしくない。
その怪我が大事に至りませんように。
呆然としすぎて感想が書けずにここまできてしまいましたが。
来月新刊が出るので慌ててUP。
スポーツに怪我はつきものだけど、つらいね。
「進撃の巨人 31」諫山創 (週刊少年マガジンコミックス)
バラバラになった仲間たち。
絶望に支配されかけたこの世界で、どう行動すべきか。
眼前に対峙する人々と、どうあるべきか。
それぞれの置かれた状況で、それぞれの立場で。
誰に頼るわけでもなく、自分自身の意志で考える。
自ずと導き出された結論が、今共に在る者と肩を並べて戦うこと。
即ち、マーレ人とエルディア人との共闘。
慟哭のようなエレンの叫びが引き金となっての、彼らの決断。
どこまでがエレンの意図したものだったのだろう?
ラストシーン。彼らの出したシンプルな答えに奮い立つ。
皆、たまらなく良い表情してるよ。→
やっぱ立体起動装置かっこいいなぁ。
そしてピクシス司令の雄姿に痺れる。
天光寺輝彦・伊集院隼人(海坊主)・双六一。
私のスキンヘッドトップスリーは今の所揺るがないけど、
司令も次点に加えることにします(笑)
「ぼくのワンピース(下)」山田睦月/菅野彰 (ウィングス・コミックス)
泣くな、と言われても、こみあげる涙を止めることは難しい。
ってか、私無理な気がする。
だけど、真人の言葉通り綺麗に笑った等。
二人で築いてきた7年間の繋がりの深さ……なのかな。
あんなふうに人生に影響を与えあえる関係ってそう簡単に築けない。
気付けば「ぼくの」から「ふたりの」に変わっていたワンピース。
等の自己肯定はとても嬉しかった。
ただ、傍らに真人がいないことが哀しい。
別離は不可避。
痛みも哀しみもすべて抱えて生きていく。
いつかやわらかでやさしい思い出に変わる日を信じて。
ものすごく印象深い作品になりました。
菅野さんの原作と山田さんの漫画。
これしかない!という素敵なコラボでした。
絶対に無理だけど、自分のお葬式を俯瞰して見てみたい。
私も華やかなのがいいなー。