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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「あひるの空 47」日向武史(マガジンコミックス)



積み重ねてきたクズ高メンバーの努力が実り、花開いていく。
ひ弱さの感じられない茂吉。
相手に合わせられる行太。
戦力として機能する鍋島。
ここまで読み続けてきたからこそ実感できる彼らの成長に、こみあげる思いがある。
だけど、忘れてはいけない。
彼らがそこにいたせいで、バスケを諦めた人間もいることを。
空が頑張ったから今の彼らがある。
ここで初期のあのシーンをぶっこんできた作者は凄いと思う。
だからこそ、百春のプレーに重みが増す。
「すべては、応えるために」その言葉が生きる。
「ただ、信じてください」千秋の言葉を胸に、次巻へ。

「また一(イチ)からはじめりゃいいじゃん」
そう言えるのは、若さゆえの特権……と、思いかけて、思いとどまる。
どの時点からだってスタートできるはず。
物事の捉え方、向き合い方。
ちょっとやさぐれかけていたので、これは心強いエール。と、勝手に思うことにする。
緊迫した場面での坂田さんのアップは、ほにゃっと力が抜けた。(笑)

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「GIANT KILLING 43」ツジトモ(モーニングコミックス)



「華がある」とはどんなことなのかが、存分に伝わってくる。
だが、持田の華は毒を含んだ華。
その毒があるが故に、彼自身が孤高の存在となる。
監督に啖呵切ってのフル出場。
彼がぶっ壊れるよりも、チームがぶっ壊れそうでなんだか不穏。
杞憂かな?
対するETU。
華と言えば、王子も負けずにキラキラしてた!
こっちは煌びやかな華。
夏木に対する住む星が違うくらいの上からの物言いが楽しい。
言われっぱなしは私が死ぬほど悔しいので、
村越には相手がぐうの音も出ないような仕事をしてもらいたい。
次巻、後半戦。
メンタルはもう負けてない。

城西の苦悩に大笑い。
うん。疲れてるんだよ。
ジーノが夏木を言いたい放題言うのは全然かまわないけど、
夏木に「キザ野郎」とか言われると、何だか腹立たしい私です。←単なるジーノ好き(笑)


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「進撃の巨人 22」諫山創(マガジンコミックス)



「自由」ってなんだろう?と、漠然と思いながら、泣きたくなった読後。
希求した海にたどり着いたところで彼らの戦いは終わりではなく、
肩を並べていた仲間たちの多くは、そこにはいない。
ここにきて多くの謎が明らかにされていくけれども、
果てのない虚無感とこの先の世界の不透明さに苛まれる。
あなたたちが希望。
あなたたちが導き出した世界が真実。
そう、思っていていいのかな?
「名は、進撃の巨人」
ここで、そう来る!?、と、物語の構想の緻密さに、震えが走った。
嘘予告の「進撃のスクールカースト」
これ、シリーズで読みたい(笑)

最も真実を知りたかったであろう人が、そこにはいない。
それがとてもとても淋しい。

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「AKIRA 3」大友克洋(講談社)



交差する追う者と追われる者の視点。
アキラの名を叫びながら、追いかけて、追いかけられて。
疾走感と緊迫感に駆り立てられながら頁を捲る。
駆ける理由は人それぞれ。
苦々しく、清々しく、そして痛々しく。
焦点を合わせる者によって、感情もめまぐるしく動いていく。
騒動の渦中にありながら、沈黙し続けていたアキラ。
大人たちが恐れていたのは彼の覚醒。
物言わぬアキラが叫んだ時、東京の街が倒壊する。
台詞の一切ない崩壊の連続に鳥肌が立つ。
食い入るように見つめ続けたその先にあるのは、
あまりにも神々しい二人の邂逅。
物語は、どこへ行く。


とにかく崩れゆく都会の描写が美しすぎて。←言葉、間違っていません(笑)
ビル群を真似てひたすら描いていた過去があります、私。
圧倒的な迫力を持って訴えかけてくる崩れゆく美しい世界をずっと眺めていたいという思いと、
とにかく続きを読みたいという思いと。
私の胸中がカオス。
金田のまっすぐな生命力が見てて気持ちがいいんだよね。
そして割烹着のおばさまが無敵すぎてカッコいい。





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「AKIRA 2」大友克洋(講談社)



「未来は一方向だけに進んでる訳ではないワ。私達が選択出来る未来もあるはずよ」
物語全編を通して一番好きな台詞。
自由とは程遠い場所にいるキヨコのこの言葉は、
漲る力と希望を与えてくれる。
運命に流されて生きるんじゃない。
未来は、自らの手で切り開くことができるのだと。
自ら選択した結果ならば、まだ納得できるはず。
様々な策を弄する大人たちの思惑を他所に、
少年たちはただ目の前の障害物を排除して駆けつづける。
物語の全容は全く見えないまま、一コマも目を離せない。
それにしても。
アキラ。金田。鉄雄。
個々の名前がこれほどまでに印象深く胸に刻まれる漫画って他にあったかしら?
ちょっと思いつかない。

画力が半端ないんだけど、特に建物の描写が好き。
ビル群とかホントたまらない。
そして私、大佐が嫌いじゃないです。

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「AKIRA 1」大友克洋(講談社)




時は、2019年。
オリンピック開催前年のネオ東京。
夜の街を笑いながらバイクで疾走する少年達。
謎の少年との出逢いとそれによって引き起こされた事故が、
彼らの未来を大きく変える。
身勝手な大人によって身体を作り変えられた鉄雄。
だが、自らの欲求に従ってその力を他者に向けてしまった瞬間から、
彼はもう、後戻りはできない。
行く先々で事件の核心に近い部分に巻き込まれる金田もまた、
引くに引けない所に徐々に追い込まれていく。
破壊される物の描写に圧倒されつつ、何が何だかわからないまま次巻へ。
この勢い、この迫力、この緻密さ。
日本が世界に誇れる漫画たる所以。

お気に入りの映画ベストファイブに入るのが、この「AKIRA」。
他ですか?
「シンドラーのリスト」「カサブランカ」「愛と宿命の泉」「銀河鉄道999」
考えずにタイトルが浮かぶのがこの5本。
統一性がまったくないのは、私的にはもう、お約束。
「AKIRA」はサントラも半端なくカッコよかった。
そして、この漫画の装丁もやっぱりとてもカッコいい。
近未来なのに、どこか漂う昭和臭がとても心地よい。
映画を観すぎて、漫画を読みながらも台詞が音声付で脳内を流れていきます。
一方の漫画は、多分一度読んだきり、本棚の飾りになっていたんですよね~。
次巻はミヤコ様の登場です。私じゃありませんよ?←皆知ってる(笑)



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「あひるの空 46」日向武史(マガジンコミックス)



キミたちに出逢えたこと。
それは、いつか、終わりの来る奇跡。
だから、この瞬間に全てを賭ける。
それぞれが自分にしか成し得ない、「ここにいる理由」を掲げて。
それは、どちらのチームにとっても同じ。
そして、奇跡が終わっても絆は残る。
それは、僕たちがあの瞬間、確かにあの場所にいたのだということの証。
日常の延長にある部活動。
垣間見ることのできた彼らの未来に、何故か涙が滲んだ。
試合はまだ続いている。
在るべき人が、そこに在ることの安心感。
次巻、後半戦。
彼らの試合をまだ見続けられることの幸せを噛みしめる。


毎回毎回、読むたびに泣くか泣きそうになってるこの漫画が、
私本当に大好きです。

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「進撃の巨人 21」諫山創(マガジンコミックス)



私にとってはとてもとても辛い選択だった。
地獄からの解放と、背負う新たな使命。
「後悔させるな」
その決断に、その行為に。これから起こりうることに。
誰もが自らの責任を負い、誰のせいにもしてはいない。
だからこそ、それは誰に対しても、重い言葉だ。
エルヴィンの果たした約束が、リヴァイを縛る。
彼をその先へと駆り立てる。
彼らにしか分かち合えない絆がそこにある。
数多の犠牲を払って辿りついた地下室。
そこで紐解かれる事象には
「人類の歴史は戦いの歴史」という言葉を想起させられた。
身を削りながら近づきつつも、真実はまだ遠い。
次巻。早く!!

わかっていたから、買ってから頁を開くまでにずいぶん時間がかかってしまった。
だからって、描かれている内容が変わる訳じゃないのにねー。
彼が切望した真実を、しっかりと見届けます!
だから、安らかに。(涙)

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「GIANT KILLING 42」ツジトモ(モーニングコミックス)



東京ダービーに向けての決起集会から始まる本巻。
雷門を前にしてのタツミコールはちょっと震えました。
町全体が一致団結して盛り上がっている感じがいい。
選手もサポーターも町内の人たちも、
ギスギスしていた頃からここまでの道のりを読んできたからこそ
なんだか胸がいっぱいになった。
試合前の羽田の言葉と、達海の言葉。
そして村越の言葉。
それぞれを噛みしめつつ始まった試合は、
開始早々フルスロットでの試合展開に。
持田の存在感ってやっぱり半端ない。
海の向こうでそれを気にしている花森の姿が面白い。
最高の緊張感を覚えたところで次巻へ。
待ち遠しい!

持田と花森の過去話、とても良かった。
花森の持田に対する気持ちが垣間見れたのも良かった。
切磋琢磨ってやっぱり大事。
平泉監督のジャージにキャップ姿がとても新鮮。
でもやっぱりビシッと決めたスーツ姿がカッコよかったのでした。
この東京ダービーはとても見ごたえのある試合になりそうでワクワクです。

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「あひるの空 45」日向武史(マガジンコミックス)



「懸けるのは 今だけでいい」
相変わらず綴られる言葉に抉られる。
このメンバーと出逢えたことが奇跡。
共に戦えるのは、今この時だけ。
だから、全力のプレイを。
賢明な彼らの姿が本当に好き。
女子の試合もとても良かった。
新とまどかの友情もとてもいい。
「私を動かした人」
それはお互いに言えることだよね。
自分の全力でのプレイが、全力での声が、相手にとっての力になる。
そんな出逢いも奇跡。
そう思えば、今の自分も小さな奇跡の積み重ねに支えられて、今がある。
みんなキラキラとした宝物。
大切にしたい。
妙院との試合はこれから。
続刊が楽しみ。

大切な人を失った哀しみを抱えているはずなのに。
空のおおらかさって、癒しだなーと思います。
真琴のトゲトゲしさ、なくなるかな?
百春の懸命なダンク顔に大笑い。
やっぱりこの子、好きだわ~。






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