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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「最凶の恋人(13)―境界を越える男―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



シリーズ13作目にしてこういう展開をぶっこんでくるとは!
飽きずに読めちゃうよねー、という構成のうまさ。
事件あり、駆け引きあり、アクションあり。
個人的にはこの路線で進んでもらいたいけど、
たまにだから新鮮でわくわくするんだろうなぁ。
柾鷹がヤクザの組長らしく……いや、
組長らしからぬ勢いで身体を張って戦った巻。
彼の行動原理は遥を守るため。
そして遥もまた、柾鷹のことを慮る。
わかってたけど!という二人の絆の深さを再確認させられた巻でもある。
ラストの遥の言葉に感無量。
ここまで読んできてよかったとしみじみ思う。


そしてしつこく文句を言う。
表紙!
遥が露出狂みたいになってる一連の表紙がどうにもこうにも気に入りませんっ!
口絵も何なのっ!?

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「最凶の恋人(12)―極道と俳優―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



メインの二人から外れて
狩屋の話と前嶋の話が1本ずつ。
とてもよかった。
特に狩屋の……というよりも、
ケイ視点での狩屋たちの話が好き。
ラブには発展しないけど、甘酸っぱさが漂う余韻も良い。
第三者視点での若かりし頃の
彼らの生活ぶりが伺えたのもとてもよかった。
前嶋は組の金庫番、奏との恋物語。
失恋して通りすがりの男に身体を投げ出すってどうなの?と思いつつも
あの状況で前嶋に出会ったのは行幸としか言いようがない。
嫌いではない相手と繰り返し身体を重ねれば情も沸く。
始まりが歪だっただけにちょっとすれ違ったけど、互いの想いが伝わってよかったね。

そして無双の5歳児、千紘。
欲しがるお土産、おかしいから!

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「最凶の恋人(11)―組員日記2―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



ヤクザの下っ端構成員による極道ライフ日記2。
1は何となく義務感で読んでいた感じがあったけど、
今回はとても楽しく読了。
この違いは何だろう?
ま、良いことだ。
個人的に歯医者に行くのは苦ではない、と言うよりむしろ好きなので、
診察台でおしっこちびるほどの恐怖が全く想像できない。
屈強なおっさんたちの阿鼻叫喚にちょっと興味津々。
それ以上に歯医者の皐月先生に興味深々。
バレンタイン前の賑わっている高級チョコレート店に平然と並べる若頭・狩屋、素敵。
この日記を通して狩屋の有能さがより伝わってくる。
彼が上司だったら仕事やりやすいだろうなぁ。

四季折々……というか、季節感が伝わってくるところもいい。
節分に豆をぶつけられて叩き出される組長に笑う。

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「最凶の恋人(10)―10days Party―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



豪華客船でのクルーズは10日間の日常からの乖離。
ならば、新婚旅行気分でとことん楽しもう。
とはいえ。
マフィアからヤクザへの招待状は当然裏に潜んだ思惑あり。
ホストはまだ大学生のお坊ちゃま。
ツメが甘いという以前にバカなの?という大失態で
四方八方を巻きこんでの狂騒曲。
だけど。
遥のことを守るために動いた自らの行動は秘匿する柾鷹。
気づいても、柾鷹の意を汲んで素知らぬふりの遥。
なんだかんだ安定した二人の関係性が良いね。
指輪の件はとてもほっこりした。
正体の判明した船のオーナー、かっこいいなぁ。



個人的にチャイナのスリットは後ろより横にある方が好みです♡



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「埃まみれの甘いキス甘いからだ」萩野シロ (プラチナ文庫)



まさかのストーカー発言に爆笑。
そういうのを全く伺わせなかった強気の態度の裏の努力(?)は、
欲しいものは自分で掴み行けの典型。
一見強引な村川だけど、オラオラじゃないところがカッコいい。
そして典型的な職人気質で一本気な矢倉。
彼の仕事に対する真摯な姿勢は好感が持てる。
だけど、ある程度の融通が利かないと、
会社を円滑に回すのは難しいところもあるよね。
利益を出さないと会社は成り立たない。
秘めた思いを吐き出すガチンコな告白シーン好きだわ~。
強気美人は大好物なので、
恋愛的にもお仕事BLとしても読み応えあって楽しかった。

現場で手抜き仕事をした人に飛び蹴り……ないなぁ。
酔っぱらって飛び蹴り……あるなぁ。←私じゃないけど(笑)

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「傭兵の男が女神と呼ばれる世界」野原耳子(アルファポリス)



戦場を渡り歩く傭兵が「女神」として飛ばされた異世界で、
王位を巡る骨肉の争いに巻き込まれる。
彼の周りに集うのは、諸事情を抱えた男たち。
彼らが戦う理由は、自らに与えられた役割と使命、そして私怨のため。
正義を振り翳さないところが潔い。
闘い方を熟知している男が率いるガチンコで容赦ない戦闘描写に
こちらもアドレナリンが出る。
そんな彼が選択した手段でしかないセックス。
だけど。
絡み合う三人が覗かせる心情に、それぞれの心の傷が滲む。
内乱は収まってないし、気になる石の存在はあるし、
何より彼らが作る世界を私も見たい。
だから是非続刊を出してください!

お友だちに教えてもらっていたから「続きもの」という認識で読んだけど、
そうじゃなかったら暴れてたわ(笑)
何度も言うけど何度でも言う。
シリーズ物、続き物には巻数表示が必要です!
……ここで訴えても届かないかな?(笑)

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「最凶の恋人(9)―虎の尾―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



窮地に陥った遥を救うために自ら足を運んだ柾鷹。
ここまでフットワークの軽い組長ってなかなかいない。
と思ったけど。
それは遥が構成員じゃないから。
柾鷹にとっての唯一無二の恋人だから。
立場とか関係なく守りたい相手なんだということが伺える。
こういうとこ、柾鷹はブレないよね。
まぁ、彼の遥に対する執着の結果が現在の二人か。
全力で守るしかないよね。
教え子が特殊詐欺の犯罪に加担するのを阻止したがためにその元締めから拉致られた遥。
彼の場合は柾鷹が助けにきたけど、
これ、一般人だったらどう切り抜けるんだろう?
そんな状況に陥らないことを願うわ。

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「最凶の恋人(8)―ある訣別―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



遥が柾鷹と共に生きるということは、
これまで生きてきた世界との柵を捨てるということ。
遥に迫られたのは選択ではなく覚悟。
答えなど、最初から決まっているのだから。
目を逸らさずに直視した遥の凛とした姿勢がひたすらかっこいい。
遥の対処に全てを任せ、ひっそりと見守っていた柾鷹の漢気。
言葉ではなく態度で示したやさしさと水面下でのフォローはかっこよかったよ。
後半は子どもたち視点で。
居場所をなくした能上が千紘たちと打ち解けていくさまが微笑ましい。
でも最後。
某作品から出張してきたお方に持っていかれました。
まさかここで出会えるとは!

いい加減表紙に文句言うのはやめようと思ったけど、やっぱり言う(笑)
この巻の表紙でど真ん中に来るべきは遥。
そして、それは柾鷹に寄りかかっている姿じゃない。
……と、私は思うんだ。

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「星に願いをかけるには」イーライ・イーストン (モノクローム・ロマンス文庫)



孤独の中にいたマイロが星に託した願い事。
そしてそのマイロを見失いかけたジェイソンが星に願った想い。
そんな彼らの恋の行方と並行して語られるのは、
平穏に暮らす町に降りかかった未知のウィルスの脅威。
本人が思っているほど頑なでもクールでもないジェイソン。
彼が押し隠した想いを本能的に察したマイロのジェイソン認識が、
本人の自己認識とかけ離れているところが面白い。
理屈をこねていたジェインがようやく素直になったかと思えば、
その想いをマイロに伝え損なう間の悪さ。
だけど、それは彼だけのせいじゃない。
凶暴な(笑)援護射撃に感謝しないとね。


一話話完結で続いてきての、シリーズ第三弾は
これは次巻に続くと考えて良いのよね?と前のめりになるエンド。
不穏な気配ムンムンで胸がざわざわする。
この町の平穏が壊されることがありませんように。

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「最凶の恋人(7)―組員日記―」水壬楓子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)



これまでの作中での出来事が
組の下っ端構成員の日記形式で語られる。
既得の出来事を違った目線で追えるのは、なかなか面白い。
それはそれで本音なんだけど。
特に興味のないキャラの日記はどうでもいいから本編!
という気持ちもなくはない。←正直者。
柾鷹のブツのクローン製作過程はバカすぎて笑う。
けど、アレを一人で無言で作ってたらドン引きするから、
みんなで大騒ぎしながら作る方向でよいと思う。
歯医者は私、張り切っていくんだけどなー。
「麻酔をかけずにそのまま抜いてくれ」は北方のキャラが言いそうだわ。←北方脳。







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