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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「少年は神を裏切る」夜光花(SHY NOVELS)



ドキドキわくわくが止まらないシリーズ4作目。
人間、妖精王、魔女に神獣。
剣に魔法についでに濡れ場も盛りだくさん。
諸々が入り乱れ、息つく暇もない展開が半端なく面白い。
持つべき者の手に渡ったエクスカリバー。
王となるべき者の元に揃った勇者たち。
さぁ、これから!と思った直後の必殺技はまさかの『王家の紋章』。←読んでもらえれば絶対納得してもらえると思う(笑)
そしてラスト、わかっていたけど、そう来ましたか!
それにしても、魔女モルガンはジュリなんかお話にならないくらいの強敵だったわ。
このジェットコースター感覚。とても楽しい。→


ここで折り返し地点。
残り三冊。
一気に読みたい気持ちと、もったいないからゆっくり冒険したい気持ちとが
せめぎ合っているわけだけど、とりあえず『カラマーゾフの兄弟』へ。
久々にツボにはまったファンタジー。







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「少年は神の生贄になる」夜光花 (SHYノベルス)



前のめりになるように読み切って、続き~~!と吠えた三作目。
合点がいった部分と、この先を思うと不安になる部分と、でも大丈夫よね!と
勝手に期待する部分と。
伝説の剣、エクスカリバーを見つけて、神の子の威厳形無しで無邪気に喜んでいる樹里の姿が
後になって思えば本当に微笑ましかったと、しみじみ思う急展開。
悪意しかないジュリの戦い方はえげつない。
アーサーに対する想いをついに自覚した樹里。
どさくさに紛れての告白に対するアーサーからの応え。
「そのままのおまえが好きだ」
自分の存在意義について揺らぐ樹里にとって、これ以上の言葉はないと思う。


樹里自身が剣を手にして戦う姿を見てみたい。
と思ってしまうのは、北方脳たる所以かしら?
そして告白☆
実際のアーサー王ではランスロット推しの私ですが。
この作品では私、アーサー推しで揺らがずに最後まで行ける気がします。
私の好きなタイプの俺様~~~(*≧▽≦*)キャッ

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「少年は神に嫉妬される」夜光花 (SHYノベルス)



日本とキャメロット王国の倫理観の違いが分かりやすく描かれている。
皆が樹里の影響を受けて少しずつ変わっていっている様が微笑ましい。
そして、樹里自身もアーサーに対する気持ちに少しずつ変化が生じているものの、
その根底にあるものを掴み切れていないところがやっぱり微笑ましい。
この二人のこれからがとても楽しみ。
樹里と同じく時空を超えてこちらの世界に流れ着いた中島が持ち込んだ物の
異質さが半端なくて、夜光さん、うまいなーと、思わず唸ってしまった。
これはどんな場面で使われるのだろう?
ランスロットに真実が知れたのは、樹里にとっては安心材料。
出生の秘密もチラリと語られ、今後の展開から目が離せません!

口絵のサンとクロが可愛すぎて二度見三度見(笑)

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「少年は神の花嫁になる」夜光花 (SHY NOVELS)



異世界トリップもの。
高校生男子が自分の意志とはお構いなしに異世界に飛ばされ、
「この人の身代わりになりなさい。偽物だってバレたら死刑!」
と言われるところからスタートする物語。
すんごい理不尽。
そんな中でもなんとか自分の世界に戻る道を探ろうとする
樹里の奮闘ぶりに、頑張れ!と言いたくなる。
自分で戦える子は大好きです。
そうなってしまった事情にも状況にも様々な人たちの思惑と正義が絡み合っている上に、
竜やら神獣やら魔法やらがテンコ盛りで今後の展開がとても楽しみ。
そして、夜光さんの書くランスロットに期待したい!


最終巻まで並べてみて、タイトル通りの進行って想像してみるけど、それであってるのかな?
そして、樹里の母、なんか知ってる?
と、答え合わせが楽しみなお借り本。
異世界トリップものはダントツで『十二国記』がお気に入り。
そして田中さんの『西風の戦記』。
BLの異世界トリップって初かな?




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「愛とは言えない 4」榎田尤利(ビーボーイノベルズ)




私、橘高贔屓なので。
「明日世界が終るとしたら、なにをする?」
の問いかけに対するサガンの答えに本気で涙目になったわ。
良かったね。橘高本当に良かったね!と、ただひたすらその一心で。
どんなに拒絶されても、心に抱き続けた想いが叶った瞬間。
正直、サガンのことは苦手なんだけど、まぁ、橘高が選んだのが彼なので。
この先は全力で幸せになってもらいたい。
それが橘高の望みでもあるから。
結局はみんなサガンに振り回されたわけだけど、
落ちつくべきところに落ち着いてよかった。
いくつになっても全力で恋をしている人たちはキラキラしている。

小説と漫画がうまくマリアージュした作品。
だからコラボ企画は成功だったと、私は思います。
両方読んで完成形。
どっちかだけで完成しちゃったら、コラボの意味が薄れちゃうと思うのね。
これで手持ちの榎田さんはすべて登録完了!
手放し本の買い戻しも含めて、やっと他の作品が買える(笑)





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「愛とは言えない 3」榎田尤利 (B-BOY NOVELS)



自分を罰するのも、自分の恋愛にルールを課すのもそれはそれでありだと思う。
人生はひとそれぞれ。
そうしなければ息ができない人も確かにいる。
だけど。だ~け~ど~~!
それを盾に誰かを傷つけていいってことには絶対にならない。
橘高の気持ちを分かった上でのサガンの選択。
皆が言っているけど、それはやっぱり貴方の傲慢。
橘高、よく諦めないなぁ、と、むしろ感心するわ。
この人たち、大人なんだか子どもなんだか、
もはやよくわからなくなってきた。
年下の英の方がよっぽど物事をまっすぐに捉えて見ている。
そして、しなやかで強い。
改めて、淳平の傷も深いなぁと思う。
見届けるために最終巻へ。


久々に本を読みながらストレスフル。
これ、初読の時耐えられなくて途中で放り出したんだわ。
で、漫画読んですっきりした(笑)
でも、ちゃんと最終巻も買ってた私、さすが。
……というわけで、小説の最終巻だけはまだ読んでいなかったということに、
今気づきました。
ビックリ。


すっきりするために漫画も小説も最終巻へ☆

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「愛とは言えない 2」榎田尤利 (B-BOY NOVELS)



橘高と恋愛関係になることを頑なに拒むサガン。
だけど、気持ちは橘高に惹かれていることが明白で、
いっそ素直になっちゃった方が楽になると思うよ?と思うこと屡。
サガンへの想いをてらいなく口にする橘高と
いい加減恋に落ちちゃいなよ!
と、思うわけだけど、過去編を紐解いてみれば、
そもそもの懐疑の根底には一番最初に関係を持った時の
橘高の態度にあるような気がしないでもない。
勢いで突っ走ることができるのは若者の特権。
経験値の分だけ大人は慎重に、そして臆病になる。
大人ならではの拗れっぷりと、徹底的な魔の悪さに阻まれた二人の関係。
これからどうなる?

サンタのそりから落ちたでっかいプレゼントが淳平。
この発想、とても好き。



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「愛とは言えない 1」榎田尤利 (ビーボーイノベルズ)



「孤独の中でひとりで死ぬ」と。
期せずして人生観に置いて共通の想いを抱いていた橘高とサガンだけれども、
恋愛に対するスタンスは全く相容れないふたり。
10数年ぶりの再会。
どちらも紆余曲折な人生を歩んで30半ばの今に至るわけだけど、
サガンの癒えない傷が辛い。
自らが断罪されることを望んできたけれど、当事者全員に咎がある。
事の真相が明らかになったことで、前に進めるといい。
ラストの橘高が運命を自覚した瞬間がとても好き。
拘ってきたもののルーツがそこって、やっぱりサガンとの恋に落ちるしかないよね。
拗れまくった大人の恋愛模様はまだ愛には至らないのです。

漫画との連動が見事にハマっていて、うまいなーと。
この日の後に、こんなことが!とか、ああ、あのときはこう思っていたのね!とか、
瞬時にリンクできちゃうからおもしろい。
漫画だと橘高はもう少しスマートでいい人な印象なんだけど、
小説を読むと人間味がぐっと増す。

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「普通のひと」榎田尤利(SHY NOVELS)



離婚歴のある的場と、彼女と別れて間もない花島。
どこにでもいる所謂ノンケの男子二人が
日常の中で出逢い、やがて惹かれあって恋に落ちる物語。
同性との恋はお互いに初めて。
それ故に生じる葛藤や惑いがとても丁寧に描かれていて、
彼らと一緒になって一喜一憂してしまう。
良き相談相手となった周囲面々の助言は的確で、頷くことしきり。
理性のメーターを振り切って感情的になった二人。
剥き出しの感情でぶつかってはじめて届く本音。
「欠点を思いついても好きでたまらない」
素敵なノロケ。
人生をいつまでも共に歩み続ける二人を想いながらの読了。

彼らの仕事に対する向き合い方から学ぶところが多々あった。
今日の自分を顧みて反省するところも。
本部長に止められなければガチでゴング鳴らすところだったわ。
相手を詰問する前によく考えよう、私。
縁切ってもイイ勢いで喧嘩腰になるのは自分都合。
会社の利益にはならないのよ~。

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「新婚さんはスパダリ同士!」小中大豆 (幻冬舎ルチル文庫)



スパダリどこ行った!?と、突っ込みつつ読了(笑)。
拗らせまくった両片想い。
あんな狂おしい想いを胸に抱いたまま一緒に暮らすって
泣けてくるくらい切ない。
しかもお互いにって!
言葉にして確認すればはっきりするかもしれないけど、怖くてできない。
30代男子、頑張って!
……と言いつつ、不用意な一言で今の関係を壊すのが怖い気持ちも、
わからなくはない。
多分色々限界だったんだね。
「嘘」という綻びから本音を囲っていた壁が決壊し、迸る本音。
真っ正直に向き合った二人は、甘さ増し増しのラブっぷりを見せつけてくれました。


指輪の出来をバッサリ切った母がとても好き。
プロポーズのつもりで指輪を作っていた馨に「誕生日12月だけど」って言う冬人もど天然。
そして、小声でこっそり独り言。
これ、リバ読みたい。
ネコな馨が見てみたい。 ( ´艸`)

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